吉本興業は3月9日、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次とのエージェント契約を期間満了により3月31日をもって終了すると発表した。
加藤は、2019年夏の宮迫博之らによる闇営業問題で会社の対応に反発。同年7月22日には自身がMCを務める情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)で「今の社長、会長体制が続くのなら俺は吉本興業を辞める」と発言。翌23日に、大崎洋会長と3時間を超える会談を行った。この時、結論は出ず、後日、専属エージェント契約を結ぶこととなった。
今回の報道に対しネット民は「吉本も本腰を入れて潰しに来るでしょう」「吉本を激しく非難した仕返しがゆっくり、確実にやってくる」「これが加藤の乱に対する吉本興業の報復か」などの意見が飛び交った。
「このような事態になると、加藤が干される、テレビ局が吉本に忖度する、などの声が上がりますが、実はとても単純な話。吉本興業が制作に関わっているテレビ番組、ラジオ番組は数々ありますが、そこに加藤の枠はない、ということです。これは報復でもなんでもなく、出演枠に他社のタレントよりも自社のタレントを1人でも多く押し込むのは芸能事務所なら当たり前でしょう。加藤が視聴者にとって唯一無二のタレントで、誰にも代わりが務まらないほどの存在ならば独立しても影響は少ないでしょうが、そこまでの大物ではなく、代わりはいくらでもいますからね。今後の方向性に注目していますが、加藤はバラエティ番組のディレクターで、とんねるず・石橋貴明のYouTube『貴ちゃんねるず』を手掛けているマッコイ斎藤と昵懇です。あるいはその道に活路を見出すのかもしれません」(芸能ライター)
いずれにせよ、加藤にとっては吉本ブランドを失ってからが正念場にようだ。