嵐・相葉雅紀の冠番組「相葉マナブ」(テレビ朝日系)が4月4日放送から1時間番組に拡大される。3月7日放送の同番組で正式発表された。
日曜夕方6時からの30分番組として2013年4月にスタート。相葉の持ち味である天然ぶり、親しみやすさ、気取りのなさがお茶の間のファミリー層のハートをわしづかみし、家族そろって安心して見られる癒し系番組となった。今や視聴率11~13%を叩きだす好視聴率番組に成長している。
「長寿アニメ番組や人気報道番組が揃う視聴率激戦区にありながら、常時2桁をマークする優良コンテンツ。相葉は好感度が高くスポンサーからの信頼も厚い。毎回題材を変え、長時間ロケをこなすハードスケジュールですが、人一倍熱心に取り組んでいる。元々凝り性ということもあり、マイ包丁を持つほど入れ込み、料理の腕はプロ級に。そばやうどんを手打ちし、魚をさばき、寿司を握り、中華鍋をふるい、スイーツまで器用にこしらえる。食材も味噌、醤油を仕込み、自然薯、タケノコ掘りの名人となった。包丁王子の愛称がハマる活躍ぶりです。キメは『うまっ』と言いながら平らげる底抜けに明るい笑顔」(テレビ雑誌記者)
拡大した30分で視聴者からの質問や相談に答えたり、ハライチ・澤部佑、バイきんぐ・小峠英二らレギュラー出演者との息のあったトーク部分を倍増させる。ロケ先のとっておき情報や絶景スポットを巡ったりと内容をぐっと掘り下げていく予定。また料理自慢の相葉の魅力をより強調するために、取り上げる料理の数も増やしていくという。
「相葉は日本テレビ系で『I LOVE みんなのどうぶつ園』、フジテレビ系で『VS魂』のMCを務めています。『どうぶつ園』は11%前後の数字を記録しており、好調の波に乗っている。だが嵐全員で出演していた『VS嵐』を引き継いだ『VS魂』は絶不調で、1桁台の数字が続いている。敗因は相葉がキャプテンを務めるチームがポンコツ過ぎること。相葉のトークもうまく回っておらず、戦績もゲストチームに負け越しており、いいところなし。このまま数字が上向かなければ、相葉が責任を取らされることになる。それどころか番組消滅もありえます」(女性誌記者)
3月8日に行われた4月番組改編記者発表会で、フジテレビは相葉の降板はもちろん、「VS魂」打ち切りも考えておらず、時間をかけて育てていく覚悟があること、長い目で見守ってほしいという異例のコメントを発表した。
何とも強力なサポート態勢で、相葉も頼もしい限りだろう。他局の番組では相葉の魅力が十二分に生かされ評判も上々なのだから、ここはフジにない知恵をどうにかひねり出してほしいものだ。
(塩勢知央)