40~50代になると、とたんに肌の悩みの内容が変化するといわれています。
KOSEが40~50代女性に対して実施したアンケート調査では、「気になっている肌の悩み」についての回答第1位はシミで33%、第2位はたるみで25%、第3位は乾燥で13%だったそうです。
40~50代は、若い頃に浴びた紫外線などの影響を受けてツケが回ってくる時期。でも、シミは今からケアすれば、まだまだ取り返せる可能性もあります。もしかしたら、ビタミンCをせっせと摂取している人もいるかもしれませんね。でも、それって効果はあるのでしょうか?
医師の吉木伸子さん監修「美肌をつくるスキンケア基本ルール」(PHP研究所刊)によれば、一度できてしまったシミが、ビタミンCを摂取することで消えることはあまりないと考えてよいのだとか。
なぜなら、確かにビタミンCにはシミの原因であるメラニン色素に作用するチロシナーゼという酵素を抑制する働きがありますが、口から入れたビタミン剤では肌に届く前に全身のいろいろなところに使われてしまい、肌の中では有効な濃度に達さないのだそう。
とはいえ、シミ予防には効果が期待できるそうなので、悪いというわけではないようです。また、ビタミンCの他、抗酸化作用があるといわれるポリフェノールやカロテノイドを、野菜や大豆などの食品から積極的に摂ることも考えてみてはいかがでしょうか。