コロナ禍が続くと、なんだか暗い気分も続きがち。「コロナ鬱」という言葉も登場し、自分のメンタルが気になっている人もいるかもしれません。そんなときには、食事から鬱を予防するのも一つの方法です。
女子栄養大学名誉教授の吉田企世子さんと女子栄養大学短期大学部教授の松田早苗さん監修「正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学」(高橋書店刊)によると、鬱予防には、適量でバランスのよい食事とビタミン、ミネラルを充分に摂ること、腸内環境を整えて善玉菌を増やすことがポイントなんだとか。例えば、ビタミンB1や食物繊維の豊富な玄米ご飯に、青背魚やサケ、納豆を主菜にして、副菜をほうれん草や小松菜などにするのがいいそうです。
また、脳科学者の高田明和さんの著書「長生きする食 早死にする食」(シティブックス刊)によると、鬱病の薬にも含まれるセロトニンの原料となるトリプトファンは、食肉、魚に多く含まれるそう。そのため、脳の健康には、肉や魚は欠かせないとか。とくに鬱の治療などには欠かせないとまで書かれているため、普段から肉や魚を意識的に摂取することも大切であるようです。
鬱を予防するためにこれらの食品を意識して取り入れ、メンタルも健やかに過ごしたいですね。