またしても演技達者な「芸人俳優」に絶賛の声が寄せられているようだ。
放送中のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)でお笑いトリオ・東京03のボケ担当・角田晃広の演技の巧さに「芸人であることを忘れてしまう」と指摘するコメントが続出しているというのだ。
「芸人俳優」と言えば、放送中の朝ドラ「おちょやん」(NHK)で花菱アチャコをモデルにしたしゃべくり漫才を得意とする漫才師・花車当郎を演じているお笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅をはじめ、同ドラマで芝居茶屋「岡安」の主人・岡田宗助を演じているお笑いトリオ・ネプチューンの名倉潤、「恋はDeepに」(日本テレビ系)でツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野剛)の親友・鶴川優作を演じているお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾、「着飾る恋には理由があって」(TBS系)でヒロイン・真柴くるみ(川口春奈)の上司・松下宏太郎を演じているお笑いコンビ・ずんの飯尾和樹、「あのときキスしておけば」(テレビ朝日系)の初回ゲストでリアリティあふれるクレーム客を演じたお笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓など、枚挙にいとまがない。
「ネット上では、芸人俳優の中でも角田が異色だと指摘されているのが、主役を輝かせる器の小さい小市民を演じることが巧みなこと。『まめ夫』で演じている鹿太郎は、そのものズバリ、周囲から器が小さいと言われてばかりのキャラクターです。自分に不利なことが起きれば全力で愚痴り、自分が優位な立場になった時には思い切り偉そうな態度をとる。そんな器の小ささに説得力を持たせることができており、そのぶんメインのキャラクターが活きる。角田は今やドラマに欠かせないバイプレーヤーになのではないでしょうか」(女性誌記者)
瀧内公美演じる女優の古木美怜との今後が気になる角田演じる鹿太郎。その一方で、離婚してもとわ子(松たか子)のことが大好きだということがわかるから、視聴者から温かい目で見守られているのだろう。