リモートワークは自宅よりコワーキングスペースやカフェで進めた方がはかどる。でも、毎日リモートワーク用の場を確保するには経費がかかるから、自宅でも集中できるようにしたい……そんな場合は、次のような工夫を取り入れるのがオススメですよ。
■仕事だけの空間を作る
仕事専用の部屋を設けることができれば邪魔が入らず安心ですが、そうはいかないことも多いですよね。とはいえ、やりかけの家事が目についたり仕事に関係ないものが散在していたりする場では、仕事に集中しにくいもの。
そのため仕事中は、テーブルや机の上に仕事に関係ないものが見えないよう周辺を片付けてからスタートしたり、仕切りを作ってパソコンや資料などの仕事用品しか目に入らないようにしたりするとよいでしょう。手元を囲う卓上パーテーションなどを活用すると、手軽に仕事だけの空間を作ることができますよ。
■仕事スイッチをオン・オフにする儀式を作る
「朝、家事や育児を終えてコーヒーを淹れたら仕事モードに切り替わる」「仕事モードの服に着替えて身だしなみを整えたら仕事が始まる」などのように、仕事に気持ちを切り替える直前に行う行動を設けて習慣化しておくと、その行動を取ることで気持ちが仕事モードに切り替わりやすくなります。心地よく仕事に向き合えるよう、好きなアイテムを用意してウキウキ取り組めるような習慣にしましょう。
■スケジュールを明確にする・余白を作る
自宅ではどうしても気持ちが緩みがち。本日のタスクを確認したら、チームメンバーに共有するなどして“宣言”しておくと、緊張感を持って臨みやすくなります。「○時までにお送りします」などと時間の締め切りを作っておくと、時間を意識して効率よく進めやすくなりますね。
予定通りに進まずスケジュールを変更するたびに関係者に連絡をするのは大変ですから、仕事を詰め込み過ぎずに余白を設けることも大切です。早く終えることができたら数分間休憩を取り、ストレッチや軽い散歩をするなど、気分転換を適度に取り入れるのもよいでしょう。
体を動かす機会やメンバーとの会話が少くなりがちな在宅勤務は、職場では自然とできる“気分転換”が難しいですよね。気持ちの切り替えや休憩をルール化・習慣化することで、自然と集中できる環境を作ってはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)