ZOZO創業者で、スタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏が5月12日に自身のツイッターアカウントを更新。日本経済低迷の理由に関して見解を述べている。
前澤氏は、「ニューズウィーク」が同日に配信した「日本経済、低迷の元凶は日本人の意地悪さか 大阪大学などの研究で判明」とのタイトルの記事を引用してツイートした。
記事では、日本経済の伸び悩みの原因の一つとして、「簡単に言ってしまうと、日本人は諸外国と比較して『意地悪』な人が多く、他人の足を引っ張る傾向が強い」ことが挙げられている。大阪大学の研究グループが行った調査では、「日本人はアメリカ人や中国人と比較して他人の足を引っ張る行動が多いという結果が得られた」とし、「成功者は基本的に妬まれるので、自身の経験を積極的には他人に語らず、成功のロールモデルも共有しにくいが、これでは消費経済が活発化するわけがない」とも綴られている。
この記事を受け、前澤氏は「分かる。世界出て行くと成功者には素直におめでとうってなる。日本は妬みや僻みが先」と述べ、富裕層の視点から日本に蔓延する悪しき風潮について語った。
「推定資産額が2000億円超えともささやかれ、2018年度の納税額については70億円だったことも自ら明かしていた前澤氏。最近では、SNS上での“お金配り”も大きな話題と人気を獲得した一方、『やっていることが下品』『フォロワーを金で買ってるだけ』とのヤジも散見されました。そんな同氏にとって、『成功者は基本的に妬まれる』『日本には“意地悪”な人が多い』などと書かれた同記事は共感できるものだったのでしょう。ネット上でも、自身の体験を踏まえながら『日本は妬みや僻みが先』と語った前澤氏に対し、『確かに! 普段は好かんけど、これは確かに!』『人の成功喜ぶ人少ないよな 悔しいなら自分も頑張れよ』『その通り』『収入が違えば感覚も使い方も違って当然なのにね。経済回してくれて感謝したいくらい』『成功者に対する妬み嫉みだけじゃなく、失敗した人に対して嘲笑う感じもヤバい』との反応が多く寄せられました」(テレビ誌ライター)
過去には、シングルマザー向けの“養育費取り立てビジネス”という新たな試みにも着手した前澤氏だが、この事業を発表した際にも、賛否含めた様々な声が寄せられていた。
豪華なプライベートジェットを乗り回し、人気女優との浮き名を流したこともある超成功者の前澤氏だからこそ、集まってくる“意地悪な人”の数もまたケタ違いなのかもしれない。
(木村慎吾)