自粛続きで生活環境が変わっている中、健康維持のためにも、とくに十分な栄養摂取を意識したいものです。
栄養不足を感じたら野菜を食べようと思うかもしれませんが、量をたくさん取ろうというのは調理も大変ですし、効率的ではないかもしれません。そんなとき、栄養がたっぷりつまっているといわれる、野菜の“皮”に注目してみるのも一つの方法です。
化学者である前田浩さん監修「抗がん剤の世界的研究者が教える! 最高の野菜スープ」(扶桑社刊)によれば、例えばごぼうは皮をしっかり剥いてしまいがちですが、皮の近くはポリフェノールが豊富なので、皮は剥かずにそぎ落とす程度が一番なんだとか。
じゃがいもは、がん抑制効果の期待できるクロロゲン酸というポリフェノールが皮に多く含まれるため、皮ごとスープにして野菜出汁とするのがいいそう。玉ねぎも同様、皮にポリフェノールが多いため、こちらも皮ごとスープがオススメなんだそうですよ。
とはいえ、毎日スープというのは続けにくいもの。もし野菜の皮を食べたいなら、みじん切りにして炒め、味付けしてご飯にかけてふりかけ風にしていただくのもよいでしょう。また、野菜の皮を揚げてチップスにしたり、衣をつけてかき揚げにしたりする方法もありますね。
野菜不足を感じたら、早速、試してみましょう!