今冬に主演映画「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)」が公開、23年に大河ドラマ「どうする家康」(NHK)の初主演を控える嵐の松本潤。昨年末のグループ活動休止以降、相葉雅紀、二宮和也、櫻井翔と異なり、唯一レギュラー番組がないため、近況を知ることができない。ゆえにプレミア感が高まり、過去のエピソードが今一度語られ出している。ジャニーズJr.時代に頻繁にあったという嵐の小競り合いもそんなひとつだ。
「アラシック(嵐ファンの呼称)の間で有名なのは、相葉ブチギレ事件。97年に相葉、松本、二宮、生田斗真がメインキャストの舞台『Stand by me』が上演されました。ある日の舞台袖で生田と松本がふざけ合っていると、小道具が置かれた長机に松本がコツンと当たり、ハンマーが相葉の足に落下。温厚な相葉の怒りが爆発して、開演が20分遅れました」(アイドル誌ライター)
相葉は「1発蹴らせろ」と語気を強め、松本の膝のあたりを蹴ったが、蹴り慣れていないため、本人も痛がるオチ。なんとも相葉らしい。
98年に公開された映画「新宿少年探偵団」でも、撮影時に微笑ましい事件が起こっている。
この作品には相葉と松本、関ジャニ∞の横山裕が出演。デビュー前の3人に社用車は与えられず、撮影所まで電車を乗り継いで移動していた。その車中で松本が爆睡。下車する駅に近づいてきた時、相葉が突然「(松本を)起こさなかったら面白いよね」と言い出し、2人はそのまま下車したのだという。
「相葉は、松本が起きた時に自分と横山がいないことに驚いたリアクションを見たかったのです。しかし、よくよく考えると自分たちは先に降りているので見られない(笑)。違う車両からコソッと見るという発想が浮かばなかったんですね。置いてけぼりを食らった松本は激怒したそうですが、20年以上経ってから言われた時は、すっかり忘れていました」(前出・アイドル誌ライター)
若かりし頃の思い出。嵐の21年の歴史を振り返る機会が多かった昨年は、番組を通じて思い返すことに恵まれた。“バチバチだった嵐”も、今となっては笑い話だ。
(北村ともこ)