俳優の伊原剛志が5月23日までに自身のツイッターアカウントを更新し、コロナ禍でのマスク着用のルールについて見解を述べている。
伊原は22日に「何で外でマスク? 外で歩いてるだけの人はマスク要らなくねぇ? 俺はしない!!」と投稿し、屋外でのマスク着用が定着しつつあることへの疑問を吐露。自身は外ではマスクを付けるつもりがないと宣言した。
その後、とあるユーザーから書き込まれた「しかもランニングでも(マスクを)してる人いますからね…」とのリプライを引用しながら、「以前 サウナでマスクしてたの居たよ。出た瞬間キツそうだった。ちょっと危ないよね。ちょっと滑稽で笑いそうになったけど」と体験談を交えてツイート。続けて、「だからマスクは場所によってだよ! 場所によって必要、不必要があんだよね。マスク洗脳されたらアカン! 同調圧力に負けたらアカン」とも主張し、各々がマスクの必要なシチュエーションかどうかを考えながら行動することを推奨している。
昨年の夏には、厚生労働省も熱中症への対策として、国民に向けてマスクの着用に関する注意と呼びかけを実施。「夏期の気温や湿度が高い中でマスクを着用すると、熱中症のリスクが高くなる恐れがある」とし、場所や状況に応じて各自がマスクを外すよう求めていた。
「『同調圧力に負けたらアカン』と主張し、“いつでもどこでもマスク必須”といった世間の風潮に対する違和感を表現した伊原。この一連の投稿には『私も夕方か夜にウォーキングをしますけど、周りに誰もいない状況ならマスクしませんね』『確かにメリハリは必要。たまにしか人とすれ違わない場所での散歩とかならマスク付けなくて大丈夫だと思う』などと理解する反応が多く寄せられた一方、『訴えたいことはわかるけど、洗脳や同調圧力というのは少し乱暴な言い方だと思う』『その“同調圧力”なしになると、自分勝手な自己判断が横行して満員電車でも平気でマスクしなくなったり、マスクを外す歯止めが効かなくなったりする』との指摘も出ています。また、伊原による『何で外でマスク? 外で歩いてるだけの人はマスク要らなくねぇ?』との表現について、一部からは『マスク着けろっていう同調圧力は嫌だと言ってる人が、外で歩いてるだけの人はマスク外せって同調圧力をかけてるような構図に見える』『どこでマスクしてようが他人に迷惑かけるよりいいし、あえて止めさせるようなものでもないのだが』などの反応も散見。屋外でのマスク着用を強く疑問視する伊原の主張が、別の“圧力”を作り上げる可能性があると懸念する人もいたようです」(テレビ誌ライター)
新型コロナウイルスへの感染を恐れるあまり、どんなタイミングでもマスクを着用し続け、熱中症などの症状で健康を害していては本末転倒だ。
都会か田舎か、また、活動の時間帯によっても人混みの度合いや状況は大きく異なるため、厚労省の説明するように、各自が現況を鑑みた上で、着用するかどうかを考えるのがベストだと言えるだろう。
(木村慎吾)