6月3日深夜放送のラジオ「ナインティナインのオールナイトニッポン(ニッポン放送)に岡村隆史が出演。5月31日発売の週刊誌「週刊ポスト」で報じられ、ネットでも話題となっているウーバーイーツ配達員から「神」と呼ばれた件について言及した。
「週刊ポスト」の記事によると、岡村はウーバーイーツをよく利用しており、配達員に毎回必ず300円くらいのチップを渡しているという。そのため、近所の配達員の間では「岡村神」と呼ばれているという内容。ネットでも同様の記事が配信されると瞬く間に称賛のコメントが殺到した。
しかし、岡村はこの話題について「たぶん僕じゃないと思います」と否定。続けて「そもそもなんか、誰がチップ払ったかわかれへんシステムになってるらしいんですよ。しかも会わへんからね。玄関のとこに置いといてもらうから」と語った。
また、岡村は今は商品が置かれると配達員がチャイムを鳴らしてくれるが、以前はなかったため商品がちゃんと置かれているか確認しに玄関のドアを開けることはあったという。「その時に(配達員と)あ、会うてもうたって。顔見られたっていう場合はチップはずむねん」と明かし「でも、違うと思うねんなあ。俺じゃないと思う、これ。チップ渡してるけど、神って言われるほどチップ渡してないし」と改めて否定した。最後は「いい記事なんですけど、僕は神じゃないです! 申し訳ないですけど」と語った。
しかし、ネットでは《本当のことはわからないけど、何となく岡村さんのような気がするな笑》《たぶんチップ自体は渡してるんじゃないかな、と勝手な予想。でも岡村さんって必要以上に自分を高い位置に置かないというか、偉ぶるようなことをしないイメージだから、神とか言われるのがちょっと気持ち悪かったんじゃないかな?》《岡村さんっぽいけどね。でも、これで「払わなあかん」ってなるのはちょっと可哀想ね。ウーバー使いにくくなりそう》など岡村が否定したのにもかかわらず、岡村の話と信じる声が多かった。
「芸能人の美談はよく出てきますが、デマも多いのが事実。例えばカンニング竹山はかつてお笑いコンビを中島忠幸さんと組んでいましたが06年に中島さんが病気で死去。その後も竹山は名前にカンニングを残して活動していますが、それは相方の家族にギャラを渡すためという話がネットを中心に流れたことがあります。しかしそれは竹山自身が完全否定しています。
ほかにもダウンタウンの松本人志が番組収録中に舞台から転落し、駆けつけた浜田雅功が眠る松本に『お前は俺が死んでも笑いに変えられる力があるかもしれへんけど、俺はお前が死んだら泣くことしか出来へんねんぞ』と語りかけると松本が目を覚まし『俺もほかのヤツやったら笑いに変えられるかもしれへんけど、お前が死んだら、泣くしか出来へんわ』と返しコンビ愛を確認したという話も。それも松本、浜田ともに『まったくない』と完全否定。
こういった“ウソの美談”が広まる背景には、『いい話だからウソのわけがない』という心理が働くのとネットに拡散されやすいといったことがあるでしょう。今回も岡村が否定したのに謙遜しているだけと思われているようです」(芸能記者)
心当たりのない美談で突然もてはやされても、岡村にとってはいい迷惑なのかもしれない。
(柏原廉)