5月20日、7月にスタートするフジテレビの木曜22時枠のドラマ「営業部長 吉良奈津子」で、女優の松嶋菜々子が主演することが発表された。松嶋の連ドラ主演は13年7月期の「救命病棟24時」の第5シリーズ以来3年ぶりだ。
松嶋は平均視聴率26.4%の人気となった「やまとなでしこ」(00年・フジテレビ系)や最高視聴率40.0%を記録した「家政婦のミタ」(11年・日本テレビ系)などで主演を務めてきた。彼女なら話題作になるのでは‥‥と期待されてもよさそうなものだが、視聴者の反応は冷たい。
「ネット上では『役者に頼るようでは期待薄』『ひと昔前の設定』『先見性、独自性が期待できない』など、松嶋ではなく制作側に対して批判が書き込まれています。フジテレビはこの1年で平均視聴率が2ケタを超えた作品が『恋仲』と『5→9』の2本のみ。現在放送中の木曜22時枠は『早子先生、結婚するって本当ですか?』が第5回までで平均5.7%と大苦戦中です。今はあの福山雅治が主演してもコケる時代であることはフジテレビ自身が肌身に感じているはずですが、早くも松嶋の名前に頼っている感が否めません」(芸能ライター)
とはいえ、脚本は一昨年「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)で「昼顔ブーム」を巻き起こした井上由美子。主婦の本音を描いた井上が、今度は働く女性の本音を鋭く描くという。役者、脚本、そして演出がうまく機能すれば、この夏、注目のドラマになりそうだ。