梅雨から初夏にかけては、ちょっとお休みしていたエアコンを再開させる時季ですよね。でも、いざ冷房をつけてみたところ、「何だか嫌なニオイのする風が出てきた……」なんて経験はありませんか?
三菱電機の霧ヶ峰PR事務局が行ったアンケート調査によれば、6割以上の人が、使い始めのエアコンで嫌なニオイを感じていることが分かったそう。でも、「対策をしていない」「対策が分からない人」が45%近く存在し、そのまま放置されていることが多いようでした。
三菱電機の臭気判定士である河島綾さんによると、エアコンを運転すると室内のニオイがエアコン内部に吸い込まれるため、ニオイが風と一緒に出てくるのだとか。とくに、使い始めのエアコンの風のニオイが強いのは、主に「冷房運転による結露水の発生」と「カビ」の2つの原因が考えられるそうです。
こうした嫌なニオイの対策としては、窓を開け、「エアコンの設定温度を最低温度に設定して1時間の冷房運転をすること」「エアコン内部のカビを拭き取ること」があるそう。
ところで、梅雨の嫌なニオイといえば、洗濯物の部屋干し時に発生する“生乾き臭”もありますよね。ライオンのお洗濯マイスターである大貫和泉さんによると、生乾き臭予防のためには、まずは洗濯前の段階で衣類の菌が増殖しないよう、洗濯物の保管場所から気を付けるとよいそうです。
着用した衣類には数多くの菌が付着しており、それを湿ったまま放置することで菌が増殖してしまうため、通気性のよいカゴに入れ、濡れたバスタオルは吊るしておくなどの対策をするのがよさそうです。
洗うときには、「除菌効果や抗菌効果のある洗剤を選んだ」うえ、併せて「柔軟剤と酸素系漂白剤を使う」とさらなる効果が期待できるそうですよ。また、「詰め込み洗いはしない」「こまめに洗う」というのもポイントのようです。
今の時季だからこそ発生するエアコンや部屋干しの際の嫌なニオイ、うまく対策して梅雨も爽やかに過ごしましょう。