タレントの井上咲楽が6月29日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、学生時代にアンダーウェアの色を指定される“ブラック校則”があったことを明かした。
この日の放送では、東京都内の65校の区立中学にて生徒のアンダーウェアの色をチェックする校則がもうけられていることを紹介。派手な色のものを着用していないかどうかを確認するものだが、男性教師がシャツの胸部分を開け、白色かどうかを目視でチェックするケースがあることも報じた。
現在、こうした校則は“ブラック校則”としてネット上でも物議を醸しており、井上もまた「中高時代、アンダーウェアのチェックはあった」と打ち明け、「チェックをされている時は、それが過度とも思っていない。何も(疑問に)感じていない。目的も説明されていないので、当たり前のように受けていた」という。
また、アンダーウェアの色の指定だけでなく、髪型についても肩にかかるほど長くなった場合には結ばなければならない校則があったとのこと。ただ、「くくる時に耳より上で縛っちゃいけない」「ポニーテールのような位置に結ぶと、うなじが見える。そうすると男子の性的な感情を煽ってしまうっていうのがあったみたいで。それは後から知ったが、そういうのが目的だったら、気持ち悪いなって思った」などと不可解に感じるルールもあったようだ。
「番組では、廊下に女子生徒を一列に並ばせ、教師が色を一斉チェックするといったケースや、男女生徒が一緒に集まる体育館での確認もあったとする証言も紹介。男性教師に色を指摘されたことが原因で不登校になった女子生徒の事例もあるようです。また、井上は、その校則の目的などの説明が十分になされないまま、当たり前のように従っていたと明かし、ネットでは『今すぐ廃止すべき』『男性教師が白かどうかをチェックって立派な犯罪だよね』『論外』『気持ち悪すぎる』との反応が飛び交いました。学生の身だしなみを整えるという目的はあるにせよ、何色かをわざわざ確認する作業や、特定の髪型が男子生徒の性的な感情を煽るといった理由には首を傾げるリアクションが大半ですね」(テレビ誌ライター)
なお、井上が通った中学と高校はともに地方の学校で、番組が独自調査した都内65校でのブラック校則はまだまだ氷山の一角に過ぎないのかもしれない。
(木村慎吾)