5月24日、波瑠が映画「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」の公開アフレコを行った。前日には、舞台の千秋楽を新潟で迎えるなど、超多忙を極めている。
NHK朝ドラ「あさが来た」のヒロインから解放されたのが4月2日で、4月13日からはドラマ「世界一難しい恋」(日本テレビ系)のヒロインを熱演するなど、ひっきりなしに仕事をこなす日々である。スポーツ紙記者が解説する。
「ここ数年の朝ドラは高視聴率続きで、ドラマをきっかけにブレイクした女優も多く、さながら人気者製造所となっています。波瑠は今世紀最高視聴率を記録したドラマの牽引役ということもあって、引っ張りだこになりました。出演作の番宣でバラエティ番組に出演したり、1日番組ジャックしたり、取材を受けたりと、ついて回る仕事も多い。まとまった休みももらえていないようだし、いつ寝ているのか心配になるほど。冷え性で喉が弱く声が出なくなるアクシデントにも見舞われており、体調が心配です」
この後も7月スタートの主演ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(フジテレビ系)、8月には「24時間テレビ」(日本テレビ系)のチャリティパーソナリティーの大役が控えている。
波瑠の公式ブログや取材での発言を見ると、あまりのポジティブ思考に驚かされる。
「仕事は楽しいだけでするものではなく、常に何かを超えたいために生まれるちょっとした苦しみと一緒に向き合っていくもの」
「皆さんの前に立つ機会が集中するのは貴重な経験。なんだろうと目がまわるときもあるけど、楽しいです」
「ゴールが見えてこないとしても、今立っている時間と場所が無意味ではないと信じて、自分なりに前進できればそれはそれでいいのかな」
など、とにかく前向きに物事をとらえており、自分自身に言い聞かせているような気さえする。
「中1の時にスカウトされたものの、全く仕事がない数年間を経験。オーディション200連敗を自虐ネタにしたこともある。仕事のある幸せを痛いくらい感じているだけに、愚痴をこぼすことさえ忘れているのでしょう」(ベテラン芸能ライター)
男前気質という波瑠、実は楽しくて仕方ないのが本音なのかもしれない。
(塩勢知央)