俳優の小出恵介が、約4年ぶりに主演ドラマに復帰する。そのタイトルが「酒癖50」(ABEMA)。2017年に未成年との飲酒及びカラダの関係を結んだことで、無期限活動停止となった小出。まるで自身の過ちを投影したかのようなドラマ名に衝撃が走っている。
「このドラマは、お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さや愚かさ、現代社会の闇をテーマにした物語。小出はここで、お酒を嫌いになってもらうことを目的とした『Hate Alcohol プログラム』の講師である主人公・酒野聖役で出演。7月15日から配信されます」(週刊誌記者)
小出は7月8日配信の『ABEMA TIMES』のインタビューで、作品テーマについて「人生、生きていて、綺麗ごとだけじゃない。自分の体を通して学んだし、経験したからこそ、本作を通して表現に昇華できる機会をもらえたのは大変有難かったです」と語った。
しかし、実はオファーを受けるか悩んでいたと、ある大物お笑い芸人が証言している。
「7月10日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBS)で、明石家さんまがリスナーから送られた『賛否両論ある中、さんまさんに許されたからこその再出発で、さんまさんが一つの才能を救ったのかな、と感じました』というメールを受け、さんまが『はっはっはっ。小出も物凄い悩んでたみたいで』と話していました。さらにさんまは、『仕事やからな。本当に頑張ってほしい』とエールを送っていました」(芸能ライター)
2018年にさんまが初めてプロデュースする連続ドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」をNetflixで配信。これは芸人・ジミー大西の半生を描いた物語で、本来は2017年公開予定。明石家さんま役として小出が出演することになっていた。しかし不祥事による無期限活動停止で企画そのものがストップ。小出の代役として玉山鉄二が抜擢され、1年間かけ再編集され公開にこぎつけた。
2人はその後も交流が続いてきたようで、2019年9月20日の小出のインスタグラムには、当時ニューヨークに留学中だった小出が、現地を訪れたさんまと仲良く肩を並べている写真もアップしていた。
今回のラジオ番組でのエールも、さんまの小出に対する親心といったところ。約4年ぶりのドラマ主演。自身の教訓を、ぜひドラマに活かしてもらいたい。
(窪田史朗)