タレントの福田萌が7月15日、音声メディア「Voicy」で東京五輪の開催について懸念を表明。それに対してネットでは反発が起きている。
福田は現在、夫のオリエンタルラジオ・中田敦彦とともにシンガポールに在住。voicyではシンガポールの現地報道から見た東京五輪や新型コロナウイルスについての私見を語った。
福田は、シンガポールでは東京五輪開催をめぐる報道は「あんまり報道されていない印象」と語り、日本のように開催の是非を巡る議論などもないという。そして「温度差はあるのかな、という印象です」と述べた。
新型コロナウイルスについては東京都の感染者の増減などは報じられており、シンガポールでも「(東京五輪開催について)心配している人は心配している」と語った。自身の考えについては「日本で開催されることが果たして安全なのかということがすごく気がかり」「またさらに感染が広がるということがあったら、本当に日本全体が心配になってきてしまいますので、大丈夫かなという目線で見守っている」と懸念を表明した。
しかし、ネットでは《安全と思うならそうだし、違うというならまたそうだ。ただそれだけのこと。要は国民一人一人の判断だ。わざわざ芸能人がしたり顔で発表することではないと思う》《シンガポールに最近移住した方が、もう海外目線でご意見番発言ですか?》《あっちゃんと奥さんのこと、別になんとも思っていなかったけど、外から「お~い、大丈夫なの~?」みたいに言われると、なんか受け入れられない》など福田の懸念に拒否反応を示す声が続出した。
「福田は1月22日に放送された『ノンストップ!』に生出演した際に、シンガポール移住について『今の時期に海外に移住することはどうかなという葛藤もあった』としつつ『このチャンスをつかまなかったら、次がないかもしれないと思った』と語っています。東京五輪も1年延期はしましたが、再度の延期はできません。しかも、選手たちは昨年の延期で出場のチャンスを逃した人、今年しかないという人も多い。福田への反発の声は、選手たちや関係者たちの『次がないかもしれない』という気持ちに寄り添えていないから出てきたのでしょう」(芸能関係者)
開催中止を望む声もいまだに止まぬ東京五輪だが、「次はない」人たちのために福田は、開催に懸念を表明するよりも応援するべきだったのかもしれない。
(柏原廉)