タレントで歌手のファーストサマーウイカが7月14日、「2021 FNS歌謡祭 夏」(フジテレビ系)に出演。圧倒的な歌唱力が話題となった一方で、別の批判が湧き起こっている。
ウイカはTHE ALFEEの高見沢俊彦が弾くギターとともに歌手・Adoの楽曲「うっせぇわ」のカバーを熱唱。また、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品がプロデュースした自身の楽曲「帰り花のオリオン」も披露した。
同日更新した自身のインスタグラムでも高見沢と粗品、それぞれとのペア写真を投稿し、パフォーマンスを終えた感想を綴っていた。
ネットでは《ウイカは本当にうまかった!》《生放送であの歌唱力は素直に凄いと思った》《ウイカ凄いもの魅せてくれた!》など賞賛の声が上がった一方で《なんか最近、本人以外に歌わせる歌番組増えましたよね》《歌謡祭というなら、本職の、ホンモノの歌を聞かせる構成にしてほしい》《FNS歌謡祭ってカラオケ番組なの?》など番組全体への批判的な声が続出した。
「FNS歌謡祭は『FNS歌謡祭音楽大賞』を前身として1974年に始まった歴史ある音楽番組ですが、05年の第34回からミュージシャン同士のコラボレーションが増え、それが定番化。近年は俳優や芸人、ユーチューバーなども出演してカバー曲を歌ったり演奏したりするため“カラオケ番組”と揶揄されることも。そのイメージが定着してしまったのか11年の第40回以降は視聴率も20%を切り、下降線をたどっています」(芸能記者)
かつては意外な人選のカバーに新鮮味があったのだろうが、やはり名曲はオリジナルの歌手の声で聴きたいものだろう。
(柏原廉)