11月から7本オンエア!櫻井翔「怒濤の『ロケ達』炸裂」が予感させる「嵐解散後の安定感」
国民的アイドルグループの嵐の5人(櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、大野智、松本潤)において今、櫻井の需要が“屋外”で高まっている。ロケで、日本中を飛び回っていたのだ。
10月31日からは、誕生日が1日違いの櫻井(1982年1月25日生まれ)とSUPER EIGHT・村上信五(1982年1月26日生まれ)が、まだあまり知られていない日本各地の魅力を伝えるために、鬼のようにスケジュールを詰めこんだトラベルバラエティ「櫻井信五の鬼スケ旅 Season2」(日本テレビ系)がオンエアされた。関東ローカルではあるものの、第1弾が大好評だったため、続編が6週連続で放映されたのだ。
12月5日深夜放送回で、同シリーズが最終回を迎えると、12月11日に「櫻井・有吉THE夜会SP」(TBS系)で不定期企画「やりたいことを詰め込んだ旅」が放映された。これは、2002年に放映された連続ドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)での共演を機にプライベートで親友となった櫻井、妻夫木聡、佐藤隆太による3人旅。今回は全員が40代になり、4年ぶりの復活だった。
さらに、翌13日には、櫻井がMCを務める特番「櫻井翔のワンナイトスタディ」(フジテレビ系)第2弾が放映される。同番組は、櫻井が人気スポットを徹夜で取材して、クイズ形式で出題していくバラエティー。5月に続く第2弾だ。今回は、事務所の後輩であるAぇ! Group・末澤誠也と、福岡県の第七管区海上保安本部に突撃。さらに、大阪府のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「深夜」に、宮川大輔と密着。朝の4時前まで、リハーサルを見届けた。
12月に3本ものロケバラエティが放映される櫻井。これが、来年の嵐の活動終了以降に活かされると、テレビ雑誌の編集者は分析する。
「海上保安本部のロケは、深夜をはさむ15時間に及んでいます。そんな罰ゲームのような超ハード企画に、キャリア30年超えでトップアイドルの頂を見た櫻井さんがトライしたことに意味がありました。嵐で“ロケの達人”といえば、『相葉マナブ』(テレビ朝日系)で農作業から料理までを全国各地でやり続けて12年間になる相葉さんのイメージが強い。ですが、櫻井さんは43歳の肉体にムチを打つべく、過酷な企画にも前のめり。これは来年以降、血となり肉となるでしょう」
嵐は、来年5月31日の東京ドーム公演で解散する。大野は、芸能界から引退。ほかの4人は、休止期間中のこの4年間と同様に芸能活動を続けていく。
櫻井はその2026年、日テレ系列の夜のニュース番組「NEWS ZERO」(現「news zero」)の月曜キャスターに就任して、ちょうど20年の節目を迎える。インテリジャニーズの開拓者で、これまでには政治や戦争、災害やスポーツ、五輪ほか、多くの現場に足を運んできた。キャスター、取材記者としての地位は盤石。その豊富な経験則が、12月のロケ月間で活かされた。“ロケ達”櫻井は嵐解散後の26年も、大車輪の活躍を見せるに違いない。
(北村ともこ)
