前田敦子が毎回演じるキスシーンで話題の深夜ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」(TBS系)。第6話では弁護士役のキーマンとしてバカリズムが登場し、今後の展開が気になる終わり方で視聴者の心をつかんだ。バカリズムは昨年放送されたドラマ「下町ロケット」(TBS系)でおいしい役どころを演じたが、今回も実においしい役をゲットしていたのだ。
しかし、そのせいである登場人物が陰に隠れてしまっていると指摘するのは、さる舞台演出家だ。
「その人物は、中村静香です。彼女の光る演技が生きてこないのが残念です。中村は深夜ドラマ枠ということで色っぽい要素をプラスするためにキャスティングされたようですが、前田敦子よりも演技が上手い」
確かにネット上でも「中村静香って前田敦子より演技うまい」「艶気要員だと思ってたのにちゃんと女優してる」といった書き込みが見受けられる。
「中村は10代の頃から読者モデルをしていたので、自分の見せ方を知っている。第6話では妻帯者との恋愛にうつつを抜かしている毒島(前田)に向かって『妻帯者はそう簡単に家庭を捨てない』と指摘してケンカになりますが、正論をガツンと浴びせて、イイ味を出していました。女優としては前田より中村のほうがのびしろを感じさせます」(前出・舞台演出家)
グラビアが主戦場の中村だが、女優業にシフトチェンジするのもアリかもしれない。