5月28日、山崎賢人と二階堂ふみがW主演する映画「オオカミ少女と黒王子」が公開される。原作は「別冊マーガレット」に連載された八田鮎子の漫画で、ここ数年、邦画界では少女漫画を映画化する流れが続いている。映画関係者が語る。
「今年はすでに2月に『黒崎くんの言いなりになんてならない』、3月に『ちはやふる』が公開されヒットしています。ヒロインの相手役に同じ俳優が器用されることが多く、特に福士蒼汰さんと山崎賢人さんは何本も出ていますね。しかも、ほとんどヒット作です。福士さんは『好きっていいなよ』(14年)が興行収入11億円、『ストロボ・エッジ』(15年)が23億円。山崎さんは『L・DK』(14年)は4億円でしたが、『ヒロイン失格』(15年)が24億円、『orange』(15年)は32億円を突破しています」
福士と山崎が多く起用されヒットしているのは、「若い女性の理想」というだけでなく、彼ら自身が大の少女漫画好きで、役に入り込めているからだという。
「福士さんは『ストロボ・エッジ』の大ファンで、芸能界入りする時に『いつか一ノ瀬蓮を演じたい』と話し、それが実現しました。山崎さんに至ってはヒットした少女漫画だけでなく無名の作品まで愛読してますよ。コミックサイト『comico』で連載されているユリカさんの『おじいちゃんに捧げる、思い出とあたしの想い』を読んで、『俺もおじいちゃん子だから泣ける』と話していました。さらに『この漫画家さん、この作品はラフに色鉛筆で描いてるけど、ペンで描く漫画は上手くて世界観があるんですよ』と評論家ばりの論評をするので驚きました」(前出・映画関係者)
少女漫画原作の映画化が「鉄板」となれば、ますます福士&山崎の出番が増えそうだ。
(長谷部葵)