女優の大竹しのぶが8月9日に自身のインスタグラムアカウントを更新し、8日に参加した東京五輪閉会式での大役を振り返った。
今大会のフィナーレを飾る聖火納火を任された大竹。「昨日は貴重な経験をさせていただきました」と書き出し、「色々な問題を抱えてのオリンピックの開催。その閉会式に自分が参加するなんて、思ってもいませんでした」と驚きを綴った。
また、「私自身、今この時の開催に、全く疑問がなかったわけではありません」とコロナ禍での五輪開催には複雑な心境だったとしつつ、「制作側のお話を聞いた上で考え、選手の皆さんの5年間を思い、明日につながる力になればと舞台に立ちました。沢山の人達が関わって、それぞれに苦労や辛さがあって、その上で成り立っていることもわかりました。ボランティアの人達にも感謝の一夜でした。次の時はみんなで抱き合いながら喜び、叫びながら応援が出来ますように」と、五輪に携わったことで見えたアスリートや関係者の苦労についても触れた。
「聖火の納火のほか、宮沢賢治作詞・作曲の『星めぐりの歌』を熱唱した大竹。国を挙げてのスポーツ祭典における大役を終え、フォロワーからは『お疲れ様でした。素晴らしかったです』『ものすごく素敵でした』と労う書き込みが集まったものの、ネットでは東京五輪の“大トリ”に大竹が選ばれたことに対する疑問の声が大半となりました。球界のレジェンドである長嶋茂雄氏や王貞治氏、アジアトップの女子テニス・大坂なおみといった世界に名をとどろかせる大御所が火を灯し、最後の納火が大竹という人選となったことについて『大竹さんには申し訳ありませんが、なぜこの人なの? というのが正直な感想』『開会式の真矢みきといい、閉会式の大竹しのぶ、どういうカラクリ? 国内で話題の人でもないし、元アスリートでもない』『どういう観点から人選されたのか』『なぜ大竹しのぶだったの?』との指摘が続出。また、開会式に出演したお笑い芸人の劇団ひとりに嫉妬し、『お前、うらやましいわ。まだ閉会式に間に合うから、俺を推薦してくれ。ツテがあるやろ』などとラジオ番組から呼びかけた明石家さんまにとっては元妻が閉会式を飾る皮肉な結果に。世間からは『バッハ会長の後ろからさんまが出てきて、ピコピコハンマーで叩いて、“話長いわ!”と言ってほしかった』『大竹を使うならさんま出てきたほうが盛り上がって面白かったわ』とするコメントも書き込まれています」(テレビ誌ライター)
なお、閉会式での大竹登場には娘でタレントのIMALUも「すんごい1日でした。今言えるのはそれだけだ」と式後にツイートし、驚きを表現。父・さんまが閉会式の出演を熱望していたかと思えば、まさかの母親が出演することになり、改めてとんでもない芸能ファミリーであることを痛感したにちがいない。
(木村慎吾)