お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が8月22日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、解散を報告した雨上がり決死隊の宮迫博之と蛍原徹について言及した。
宮迫と蛍原は8月17日にABEMAで配信された「アメトーーク! 特別編」に2年ぶりにそろって出演し、32年に及ぶコンビ生活に終止符。蛍原は自ら解散を進言した理由として、吉本興業を追われた宮迫がYouTubeに転身したことや、その開始時期などに違和感を覚えたことを明かした。
2人と長い付き合いがある松本は今回の電撃解散について、「コンビ芸人のボケのほうには笑いの優先順位があるんですよ。まずはお客さんを笑わせて、それから視聴者の皆さん、共演者の皆さんと、それがプロですから。その中で、僕は『相方を笑かすのが面白い』というのがある。そこの優先順位が僕はいちばん高いんですよ。浜田が笑っても銭にはならないけど、そっちのほうがもうけた気がするんですよ。それでいくと、宮迫はどこでそうなったのか、そういう価値観や優先順位が違ってきたのかな。ホトちゃんのほうを見てなかったのかなと」と持論を述べると、「僕も(解散報告会)見てましたけど、アクリル板以上の分厚い壁を感じましたね」と宮迫と蛍原の距離感を指摘した。
また、解散報告会では、雨上がり決死隊の戦友ともいえるFUJIWARA・フジモンが号泣する姿が話題となったが、これについては「FUJIWARAがあんなになっちゃったのはコンビ芸だから熱くなってしまうんやろなと見てて思った」と感想。続けて、「雨上がり決死隊というコンビはなくなったけど、ホトちゃんというピン芸人が生まれたということだからね」とも語っていた。
「ネット上では、今回の解散により『ホトちゃんというピン芸人が生まれた』とした松本のコメントに大きな注目が集まりました。蛍原のみをピン芸人と語ったことについて、『芸人としての宮迫を完璧に切った』『もう松ちゃんは宮迫を芸人とも思ってないんだろうな』『松本のこのひと言は、“我々、吉本の芸人は宮迫と完全に縁を切ります”と通告してるように聞こえたね』との反応が多く見られ、『宮迫はもうユーチューバーとしてやっていくしかなくなったな』といった指摘も。実際、宮迫はお笑いプロダクションである吉本興業から半ば追放され、バラエティ番組への出演もなく、今回は32年続いたお笑いコンビとしての活動にも終止符を打ちました。その活動はもっぱらYouTubeが主戦場となっており、もはやお笑いタレントというよりはユーチューバーという認識が強まっているのは自然なことかもしれません」(テレビ誌ライター)
「ホトちゃんというピン芸人が生まれた」という松本の言葉を、宮迫はどのように受け止めているのだろうか。
(木村慎吾氏)