新型コロナウイルスによる肺炎のため8月19日に急逝した千葉真一さんについて、8月31日発売の「女性自身」は、生前の金銭トラブルの記事を掲載した。
それによると、映画に情熱を傾け続けた千葉さんの人生には、常に“借金トラブル”がつきまとってきたという。1990年に10億円もの制作費をつぎ込んで監督を務めた映画「リメインズ 美しき勇者たち」は、配給収入3億4500万円と大赤字で、2億円の負債を負った。当時、妻だった野際陽子さんは、自身の私財や土地などを売って支えたが、千葉さんの借金に苦しんで94年に離婚。08年には、開校した俳優養成学校をめぐる金銭トラブルが訴訟にまで発展。騒動の果てに3000万円もの借金を負ったという。
さらに、千葉さんが亡くなってから“借金取り”たちが自宅に押しかけてきたというのだから驚きだ。
しかし、千葉さんを知る古参の芸能記者は「驚きません」とあっさり答えた。
「千葉さんはアクション俳優として一時代を築いただけでなく、多くのスターを育ててきた功績は素晴らしいと思います。映画制作にかける情熱は熱く、関係者に自分の企画案を何時間も熱弁していました。ですが、いざ資金調達となるとからきしで、金銭に関しては疎いところがありました」
願わくば千葉さんの負の遺産が、遺された人たちの負担にならず円満に解決してほしいものだ。