「森のバター」などとも呼ばれるアボカドは、ダイエットや美容のために食べている人も多いですよね。
ところで、食べ終わった後の「種」はどうしていますか。ほとんどの人が捨ててしまっているのではないでしょうか。
「ところが、管理栄養士の話ではアボカドの種は利用の仕方によっては様々な効能が期待できるというんです」
そう話すのは、健康系雑誌で記事を書く医療ライター。なんでも、アボカドに豊富に含まれているという体に有益な必須アミノ酸や抗酸化物質の70%以上は、実は種子に一番多いそうなんです。また、水溶性食物繊維も豊富でコレステロールを下げるのを助長し、他にもウイルスや細菌の撃退、消化器系障害を軽減するなどといったことに役立つ成分もあるのだとか。
「抗酸化物質と必須アミノ酸が豊富ですから、細胞の老化を防ぎ、再生能力を高めることができます。その働きでお肌を美しく保つ効果も期待できるそうです。また、水溶性食物繊維と脂肪燃焼を助ける物質が入っているので、ダイエットにも役立つそうです」(前出・医療ライター)
今まで捨てていたのがもったいない。水溶性食物繊維が多いということは、便秘にも効果がありそうですね。では、食べ方はどうすればいいのでしょうか。
「すり下ろしたり、ローストしたりといろいろとありますが、一番手軽なのは、お茶にして飲むことです。アボカドの種1個を1cmほどの幅にカットして、1リットルの水で煮出せばいいだけです。ピンク色になって、見た目はピーチティーのような感じです。少し土臭いような香りがありますが、それが苦手な人は、レモン汁などを加えると飲みやすくなります」(前出・医療ライター)
温かいままでも冷やして飲んでもいいのだとか。医療ライターも実際に試している最中だそうで、「確かに腸の調子が良くなったと感じる」と話します。
う~ん、なんだか今すぐ試してみたくなりますね!