女優・綾瀬はるかの母親が巨額の投資トラブルに巻き込まれているという。9月15日、「NEWSポストセブン」が報じた。
被害に遭ったのは、綾瀬の母が代表取締役を務め、綾瀬とその兄が取締役を務めている彼女の個人事務所で、綾瀬家の知人によれば、娘を思う母の行動がトラブルにつながってしまったという。
会社の経営に決して詳しいわけではない綾瀬の母は、お金に関する相談事を「綾瀬家が代々お世話になっている地元の税理士・A氏にお願いしていた」というが、そのA氏から資金運用を勧められたのが騒動の発端。
母は、先行きが不安定な芸能界に身を置く娘の将来を案じ、また、信用してきたA氏からの提案ということで、「1億円近く」を投資。実際にその1億円を運用するのはA氏が信頼するB氏を中心とする3人組の投資グループで、その配当は「月利2~4%」だと告げられたという。
その後、綾瀬の母が投資した1億円はB氏の個人口座へと入金され、月3%の利回りという契約で話はまとまった。しかし、5月に入り、それまで毎月支払われていた配当金の振り込みがストップ。「(運用担当の)B氏の口座がマネーロンダリングの疑惑をかけられ、凍結されたことで、お金が出せなくなった」との説明が返ってきたというのだ。
その後も3カ月連続で配当の振り込みはなく、事情を聞いた綾瀬はすぐにA氏の息子に連絡。知人によれば、彼は綾瀬が以前より東京でのサポートをお願いしてきた地元出身の顧問税理士で、綾瀬から経緯を聞くと、すぐに父・A氏を問い詰め、綾瀬の母に返金をするよう求めたとのこと。
また、同誌もA氏を直撃したところ、「そもそもこれは投資ではなく『金銭消費貸借契約』という貸付で、最初に預けていただいた資金の元本を返済して、その後に2~3%の『利息』をお渡しする仕組みです。長期間預けることで、やっとプラスが出るんです。だから、投資ではない。私はBさんを信頼し、自信を持って綾瀬さんのお母さんを含む15人ほどに仲介しました。その際、幾分かの手数料をいただいています」との釈明が返ってきたという。続けて、同誌は「しかし、『返済』にしろ『利息』にしろ、月々支払われるべきものが止まっているのは事実。出資者からは『詐欺』を疑う声があがっている」とも報じたのだった。
「今や国民的人気女優となった綾瀬ですが、その反面、プライベートではこうした“怪しい勧誘”も集まってしまうのでしょう。とりわけ、ネット民が着目したのはA氏によって持ちかけられた運用の『月3%の利回りでの契約』という部分。同誌は、現在のメガバンクの定期預金の金利が年0.002%だとしたうえで、『いかに高金利かがわかる』と指摘。世間からも『月利2~4%安定して配当が出るなら、世界の億万長者がこぞってそこに突っ込むわな。あり得ない。だまされるほうもどうかと』『“月利2~4%”この時点でおかしいと思わないと』『月利2~4%の時点で詐欺ですよね』との声が続出しています。
娘の稼いだ1億円もの大金をうっかりと第三者に委ねてしまった母親には『どうして余計なことするんだろう』『これからは娘に迷惑をかけないようにしてあげてほしい』『申し訳ないけど母親が悪い。娘のお金を1億円も動かすのであれば本人にまず確認しないと。勝手に動かしてるんじゃないよ!』などの苦言が出ています」(テレビ誌ライター)
8月には新型コロナウイルスへの感染が判明し、肺炎の中等症で緊急入院した綾瀬。ここにきて親族の金銭トラブルも加わり、何かとゴタゴタが続いているような印象となってしまった格好だ。
母が預けた1億円が無事に返還されるよう祈りたいところである。
(木村慎吾)