およそ16年半続いたトークバラエティ番組「おしゃれイズム」(日本テレビ系)が9月26日、最終回を迎えた。
MCを務めたお笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也、俳優の藤木直人、モデルの森泉は誰も入れ替わることなく最後まで完走。05年4月から始まった同番組は全放送回数791回、ゲストは総勢745組にも及んだ。最終回は番組スタート時のポスター画像や過去映像を振り返りながら3人でトークを展開。さらに3人それぞれにサプライズが用意され、藤木には師匠にあたる俳優の椎名桔平、森には妹の森星、上田には相方の有田哲平がゲストとして登場した。
番組の最後には3人それぞれが挨拶。上田は「視聴者の皆様、本当に16年半、長い間応援していただいてありがとうございました。街中とか出先で『おしゃれイズム観てますよ』なんていうのがどれだけ励みになったか」と感謝。さらに「藤木くんと泉ちゃんに関しては僕の息子の名付け親。藤木君と泉ちゃんが出してくれたアイデアで僕は漢字を考えてつけたくらいで。本当にお世話になりましたけどね、藤木君と泉ちゃんとはいったんレギュラー番組という形ではお別れということになるので、息子の改名を考えております」と笑わせた。
森は「えー、楽しかった~! ありがとうございます。いっぱいいい思い出があります。またね~」と、投げキッスとともにコメント。藤木は「僕はトークバラエティのレギュラーが初めてだったので、始まる前はすごく不安がありましたけど、始まってからはただただ楽しい時間でした」と振り返った。16年半続いてきたのは、やはりどんなジャンルのゲストが来ても面白いトークを引き出してくれた上田さん、自由奔放な泉ちゃん、そして支えてくれたスタッフの皆さん。そして僕らに長い間番組を任せてくれた資生堂さん。そして、何よりも見てくださった視聴者のみなさんのおかげだと思います」と全方位に感謝の気持ちを述べた。
最後には「日本一のMCの上田さんと世界一自由な泉ちゃんと過ごせた時間は僕にとって財産です。これからも役者業に精進して『おしゃれクリップ』に呼んでもらえるよう頑張ります」と新番組のPRも入れる見事なスピーチを披露した。ラストは藤木が番組エンディング曲である「Sky」を生演奏して有終の美を飾った。
ネット上では《藤木さんの最後の挨拶が素敵でした。3人のバランスがよくて、日曜の夜の癒しでした。16年半お疲れさまでした》《藤木さんの最後の挨拶・演奏どれもよかった。感動でした》《面白い番組がまた1つ‥‥。藤木さんのコメント素敵でした。また見たいな》など藤木への称賛と番組終了を惜しむ声が続出した。
「番組冒頭でも触れられていましたが、藤木は3人の中で1回も休まなかった唯一の皆勤賞。当初はぎこちなさがあったものの回を重ねるごとに順応していき、その成長ぶりを椎名に称賛されていました。真面目で爽やかな人柄に加えて、16年半かけて培われたバラエティ力をこれで終わらせるのは惜しいという声も挙がっています」(芸能記者)
またどこかで藤木MCのトーク番組を観たいものだ。
(柏原廉)