女優・片瀬那奈が9月30日をもって所属事務所の研音を退所すると発表した。その背景には、片瀬による“虚偽報告”の存在があると10月1日、東スポが報じた。
研音は公式サイトにて「片瀬那奈に関するご報告」と題し、「この度、片瀬那奈は2021年9月30日をもちまして研音グループを離れ、新たなスタートをきることになりました」と報告。長く在籍してきた事務所と袂を分かつことになったという。
映画にドラマ、さらには情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)のMCや、激辛好きタレントとしてチャレンジメニューに挑むなど、マルチな活躍を見せていた片瀬。ここにきて突然の退所となった要因として、同誌は「どう考えても、今年7月の一件が影響したとしか思えない」としている。
「今年7月の一件」とは、片瀬と同棲する恋人で経営者の男性が、法律違反の薬物所持の疑いで逮捕されたという「文春オンライン」による報道である。記事では、ひとつ屋根の下で生活していた片瀬も任意で家宅捜索と尿検査を受けて陰性だったとつづられているが、研音はこれを否定。しかし、翌週になって「片瀬が家宅捜索と尿検査を受けた事実を認めました」と発表しており、片瀬が当初、事務所に虚偽の報告を行っていたということになる。
東スポは、これが2019年6月に勃発した吉本興業の闇営業騒動における宮迫博之と酷似したケースであると指摘。宮迫も当初、かつての反社会的勢力への営業を認めつつ、金銭は受け取っていないと吉本に報告しており、吉本もその言葉を信じて「ノーギャラでした」と発表していた。しかし、後に宮迫がこれを撤回し、実はギャラを受け取っていたことが発覚したため、事務所との信頼関係は崩壊。最後には事務所を出ていくことになったのだ。
「宮迫のケースと酷似してはいるものの、片瀬の場合は薬物が絡んでいる逮捕案件であり、嘘の報告をされては研音も舵取りができません。さらに、今年1月にはモデルでタレントのゆきぽよも、親密な関係にあった男性が彼女の自宅で薬を使用した疑いで逮捕。ゆきぽよ自身は潔白だったものの、大きなバッシングを浴びました。たとえタレント本人に非がなくとも、親密な関係にある人物の不祥事によって、そのタレントにも飛び火してしまう時代です。しかも、ゆきぽよの場合は過去の親密男性とされていますが、片瀬は同棲する交際相手ということで、世間からの反発は必至でしょう。
過去には親友だった女優の沢尻エリカも法律違反の薬物で逮捕されており、ネット上では今回の退所に関して『周りの人達が薬物で捕まってたら、たとえ本人がシロでもテレビ局としては使いづらいだろう』『交友関係がよくないんだろうなぁ』『嘘はだめ。所属事務所は親で、片瀬さんは子。失った信頼って築き上げるのは時間がかかるけど、崩れるのは一瞬』『シロでも疑われて当然』『ずっと世話になった研音から見切りをつけられたのは残念だけど仕方ない』などの厳しい反応が飛び交っています」(テレビ誌ライター)
自身は潔白であるにもかかわらず、ダークな交友関係のイメージが付いてしまったゆきぽよは、報道前に比べ、明らかにバラエティ番組への出演機会は激減している。
果たして、新たなスタートを切った片瀬にはどんな未来が待っているのだろうか。
(木村慎吾)