俳優・小栗旬が主演を務める日曜劇場「日本沈没‐希望のひと‐」(TBS系)の初回が10月10日に放送され、世帯平均視聴率15.8%をマーク。裏番組の「行列のできる相談所 秋の3時間SP」(日本テレビ系)や「ポツンと一軒家 2時間SP」(テレビ朝日系)といった人気番組を抑えて同時間帯横並びトップの好スタートを切った。
「このドラマは、1973年に刊行された小松左京氏による不朽の名作SF小説が原作。今作は原作にアレンジを加え、主人公を含めたオリジナルキャラクターが2023年の東京を舞台に“沈没”という目に見えない危機に立ち向かう人間ドラマ。小栗が演じるのは、目的のためには手段を選ばず、時には強引な手法で政策を進めてきた野心家の環境省官僚・天海啓示。各省庁の次代を担う精鋭たちを招集した日本未来推進会議に参加する中、日本地球物理学会の異端児・田所博士(香川照之)のある暴論をきっかけに、日本が未曾有の事態へと追い込まれていきます」(テレビ誌記者)
今作には、松山ケンイチ、仲村トオル、杏、中村アン、比嘉愛未、ウエンツ瑛士といった人気俳優から石橋蓮司や風間杜夫、杉本哲太、國村隼といった大物俳優まで勢ぞろい。
「毎週放送直後の深夜0時から世界で視聴者が2億900万人もいると言われる動画配信サービス『Netflix』で一斉配信されることから、開始前から大きな注目を集めてきました。それが、日曜劇場の前作『TOKYO MER』、そして前々作『ドラゴン桜』を凌ぐ好発進。Netflix進出をかける『ドラマのTBS』としても面目躍如といったところです」(芸能ライター)
好発進を見せた「日本沈没」だか、死角がないわけではない。
「放送3日前の10月7日、震度5強の地震が10年ぶりに東京を襲いました。放送後、ネット上には『タイムリーすぎる』『最近、地震があっただけにリアルで怖い』『不安を煽る感じがする。ビルが倒れるシーンとか、あんまり見たくない。なので来週からは見ない』といった声も。ドラマバージョンの再放送中に地震が起こり、再放送が中止されるケースもあっただけに、心配する声もあります」(女性誌記者)
主演の小栗旬とTBSの世界進出がかかっているこのドラマ。今後の展開が気になるところだ。
(窪田史朗)