30~40代の働く女性の中には、上司の立場として活躍している人もいるでしょう。普段から部下と接していて、「なんだかうまくいかない……」と感じることはありませんか。
上司として部下を “褒める”ことは重要だとよくいわれますが、褒め方ひとつとっても部下をダメにするものとよくするものの2通りがあるようです。次のような褒め方は、部下から嫌われてしまうかもしれませんよ。
■後から褒める
言葉による自己表現の研究を行う高嶌幸広さんの著書「部下の心をしっかりつかむ ほめ上手・叱り上手になる本」(PHP研究所刊)によると、タイミングをずらして褒めるとよくないのだとか。「そういえば、あのときのあれ、よかったよ」と褒められても、部下は何のことか分かりません。「なんで今さら」と思われてしまうだけで、喜びも半減してしまうのです。かえって不信感を与えてしまうことも。褒めるときは即座に!がポイントというわけですね。
■抽象的に褒める
「すごいね、よかったよ」などの褒め言葉はよさそうに聞こえますが、実はNGなんです。PHPエディターズグループの「やる気にさせる部下指導 チームリーダーの仕事のルール ほめ方編」(PHP研究所刊)によると、抽象的な褒め言葉は効果が薄いのだとか。いわれたほうからすれば、本心からの言葉ではなくただの社交辞令に聞こえてしまうそう。褒めるときには、具体的に何がすごいのか、どこがよかったのかを明確に伝えることが大事だそうで、そうすれば相手が「本当に褒めてくれてる!」と実感できるそうですよ。
部下の褒め方に迷ったら、ぜひヒントにしてみてくださいね。