水谷豊主演ドラマ「相棒20」(テレビ朝日系)が10月13日にスタートし、平均視聴率は15.2%を記録。相変わらずの人気の高さを示した。
初回は、高度な偽映像技術“ディープフェイク”をめぐる殺人事件やIT長者・加西周明(石丸幹二)暗殺事件で暗躍した鶴田翁助内閣官房長官(相島一之)が、特命係に追い詰められるも裏工作によって追及を逃れるというストーリー。season18の最終話「ディープフェイク・エクスペリメント」。season19の第1、2話「プレゼンス」、最終回「暗殺者への招待~宣戦布告」で起きた事件の流れから成り立っていた。
高視聴率をマークしたものの視聴者からの感想としては「相棒大好きなはずのわたし、どうした? ヤバいよー相棒愛がなくなった?」「そもそも前シリーズの話がどういう内容か印象に残ってないし、その続きをやられても全然面白くない。日常に起きた事件を描いてほしい」「あまり期待してなかったとはいえ、驚くほど面白くなかった」「市井の人々が犯す様々な犯罪を推理して解決する展開が見たい。だいたいね、相棒に『つづく』は要らない。1話完結にして」など、不満の声が目立った。
「season20の始まりは、かなり過去の話をさかのぼっていました。新シーズン開始前の夕方に再放送をしましたが、皆が見ているわけではなく、過去の事件の記憶をたどることにもどかしさを感じた視聴者は多かったようです」(テレビ誌ライター)
愛され続けてきた「相棒」が「つまらなくなった」などと言われる作品にはしてほしくないものだが。