寝る前にネガティブなことを想起してしまったり、疲れているはずなのに頭が冴えてしまったりして、なかなか眠れないということはありませんか?
疲労回復のためにも、翌日スッキリと目覚めるためにも、寝る前に“心地よく眠りにつく”ための行動を取ることが大切です。次のような行動がヒントになるかもしれません。
■食事は寝る2~3時間前に済ませておく
睡眠中にも消化・吸収を進めなければならないとなると、疲労回復のためのエネルギーが消化器官に奪われてしまいます。翌日に胃もたれを起こさないようにするためにも、夜の食事はできるだけ早く済ませ、体内を睡眠に集中できる状態に整えておきましょう。「寝る前にお腹が空いてしまう……」という場合は、寝る2~3時間前に十分な食事を取り、寝る直前にお腹が空いて眠れないようであれば飲み物や消化のよい食べ物を少量取り入れるようにしましょう。
■温かい飲み物で体を温める
暑い時期に冷たい飲み物ばかりを飲んでいたという場合は、そろそろ温かい飲み物に切り替えましょう。体内を温めることで内臓機能が活性化し、体液循環がスムーズになります。冷えによる代謝の低下を防ぎ、スムーズな疲労回復にも役立ちます。ホットミルクやカフェインレスのホットドリンクでホッと一息ついてから眠るようにすると、リラックスして眠りにつきやすくなります。
■ポジティブな気持ち・出来事を書き出す
嫌なことや心配事が頭から離れないと、いつまでも考えてしまって寝付けなくなることも。寝る前は、よかったことや今後の楽しみな出来事など、ポジティブなことを考えましょう。寝る前に、今日頑張ったことやうれしかったこと、明日以降に待っている楽しみなことなどをメモや日記に書き出し、心地よい思考へ切り替えてください。気になることや不安・心配があるなら先に書き出し、スッキリしてからポジティブなことを考えるとよいですよ。
夜のちょっとした行動が、快適な睡眠につながります。リラックスして取り組めそうなものから実践してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)