お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功が10月17日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)に出演し、自身が収録を早く終わらせたがるとの噂が流れていることを嘆いた。
番組では、アスリートが実践する日々のルーティンに関する話題となり、日本フェンシング協会会長でタレントの武井壮が、浜田のルーティンについて「番組の放送時間が何時間でも、収録は1時間で終えて帰るっていうルーティンがある」と指摘。これに浜田は「そんなわけないやん」と否定するも、過去には「1回だけあるんですよ。1時間番組(の収録)を46分で終わらせたことが」と振り返った。
しかし、それにはワケがあったようで、その日の収録には大の阪神タイガースファンで知られる千秋が参加。ちょうど番組の収録と阪神の優勝決定戦がカブってしまい、収録前の楽屋で千秋から「浜田さん、甲子園の胴上げだけでも実際に見たいから、(間に合うように)新幹線に乗せてください」と懇願されたという。
浜田は「何時に乗ったら大丈夫?」と尋ね、実際に収録を巻きで終わらせると、後になって千秋から「胴上げシーン見られました!」との報告が。その一件をキッカケに「浜田が収録を早く終わらせたがる」といった噂が流れ始めたという。武井は「オンエア尺に収録尺が近付いてくると、スタッフがソワソワしてくる」と浜田の司会番組における独特の空気感を表現し、浜田から「そんなことない」と突っ込まれていた。
「浜田の司会進行スタイルについては、お笑いタレントのバカリズムも今年1月20日に出演した『ごふごぶ』(関西テレビ)で、『1時間番組をほぼ1時間で撮るんですよ。そんな先輩見たことないから。だいたい2時間くらいはカメラ回すんですよ』と驚き。あまりの衝撃に、スタッフに普段からこのやり方なのかを聞いたところ、『“なんなら足りない時もあるんです“って。55分くらいで終わる時もあるらしい。編集で延ばすらしい』と教えられたそうです。
途中、CMなどの時間を考慮したとしても、46分で終わらせたという千秋のケースや、55分という収録時間ではカットすることができず、ほぼ全ての収録分を放送で使わざるを得なくなります。かなりリスキーなやり方にも思えるこの手法に対し、世間からは逆に浜田の進行としての手腕を称える声が続出。『収録時間が短いってことは、つまり浜ちゃんは仕事が出来る人ってことだよね』『それで面白いんだからMCとして凄い能力だと思う』『しっかりと番組が成立しているから文句言えない』『ある意味すごい。うちのタラタラ仕事をして無駄に残業代を稼ぐ上司に知ってほしい』などといった絶賛や、『働き方改革、時代を先取り。時間かければいいものができるっていう勘違いは捨てるべき』と指摘する人もいました」(テレビ誌ライター)
浜田の時短な進行スタイルについては、過去にラジオ番組「放送室」(TOKYO FM)の中で、相方の松本人志から「(収録後に)絶対女と会う約束してるだけ」「あいつはサービス精神がない」「もっとゲストの面白いところを引き出せよ」などと、こっぴどく苦言を呈されたこともある。
現場のスタッフウケはよさそうなスタイルではあるが、さすがに千秋の胴上げ見たさに収録時間を巻く公私混同な動機は控えたほうがいいかもしれない。
(木村慎吾)