目の下の皮膚は薄いため、健康状態が現れやすい部位です。
一時的にできる“クマ”は、血行不良や疲労・寝不足などが主な原因のため、予防・改善には生活習慣の整えや睡眠時間の確保が一番です。しかし、クマができてしまったときや生活が乱れてクマができそうだと感じたとき、すぐにケアできる方法も知っておきたいですよね。そこで、目の周りの血行を整え、クマを予防・改善するケア方法を紹介していきましょう。
■マッサージで血行促進
目頭の横から目の上を通って目尻へ、そのまま目の下を通って目頭へ、目の周りをぐるりと周るように、手指の腹で圧をかけながら動かします。心地よい力加減で、皮膚を引っ張らないように優しくマッサージしましょう。肌トラブルの気になる方は、マッサージオイルを使用してください。
■ホットタオルで頑固なクマを撃退
水で濡らして絞ったタオルを、電子レンジで温めます。温め過ぎた場合は少し冷まして、目の上に置いたときに心地よい温度に整えましょう。2分間程度を目安に、目を瞑って目の上にホットタオルを乗せましょう。途中でタオルが冷えてしまう場合は、複数枚のホットタオルを用意しておくとよいでしょう。
■ヘッドスパで顔全体を明るく
入浴時などに頭皮のマッサージを習慣化すると、定期的に顔周りの血流を整えることができます。シャンプーのついでに手指の腹を使って、頭皮全体を指圧マッサージしましょう。目の下のクマができにくくなるだけでなく、顔全体を血色よく整えることができます。
これらのケアで血流を整えても改善しないクマは、たるみやシミが原因の可能性もあります。ケアを小まめに取り入れることで、一時的なクマかどうかを判断しやすくなりますよ。目の疲労回復にも役立ちますから、1日の終わりの自分へのご褒美に取り入れてはいかがでしょうか。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)