女優の石原さとみが10月27日、「ZIP!」(日本テレビ系)にVTRで出演。MCを務める水卜麻美アナのインタビューを通して15歳のデビューから現在までを振り返った。
公開中の映画「そして、バトンは渡された」で自由奔放なシングルマザーという、これまでにない役を演じている石原。水卜アナから迷った時をどう乗り越えてきたかと質問されると、これまでの挫折やぶつかった壁を告白。
15歳でホリプロスカウトキャラバンでグランプリに輝きキャリアをスタートさせたが、20歳で“第一次挫折”を味わったという。その頃に立てた目標は、25歳から30歳で全部叶えることができたが、今度は「30歳で体調面とか仕事やプライベートもすごく悩みました」と告白。しかし「悩みから逃げなかった」ことで克服。今は全く違う悩みがあるが「自分の中でも成長しているなって思います」と胸を張った。悩みながらも女優を続ける意味についても「生命力がある人だと思われたい。励ませる人になりたい」と語った。
ネットでは《それくらいの時期にきっとみんな仕事に悩んでしまう時期があるのかもね》《悩む周期があるんだろね》《私も30歳がいちばん辛かったなあ》など共感の声が多数あがった。
「石原は雑誌『with』のインタビューで06年から10年ぐらい、年齢で言うと19~23歳ぐらいまで自分のことが大嫌いだったことを告白しています。特に10年はラジオや雑誌、CMなどレギュラーだった仕事がどんどん卒業となり『きっと私はもう誰にも必要とされてないんだ』と落ち込んだのだそうです。
また、31歳になる18年には、念願だった脚本家・野島伸司氏作のドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)で主演を務めましたが、視聴率は振るわず女性誌には『悔し涙を流した』と報じられました。翌年の主演ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン』(TBS系)でも苦戦したので、特に苦しい時期だったのではないでしょうか。
『ZIP!』のインタビューでは、自身の母親と祖母について触れ、ともに35歳で出産したことを明かし、自身にも『そういう素敵な展開があったらいいなと思って』と語っています。石原は昨年一般男性と結婚し、今年で35歳。新たな悩みというのは仕事と出産などプライベートとの両立なのかもしれません」(芸能記者)
悩みは尽きなさそうだが、石原ならきっと逃げずにひとつずつ克服していくのだろう。
(柏原廉)