歌手の近藤真彦が経営する和歌山のうどん店で、“GoToEat”キャンペーンの仕組みを使って店長が不正受給をしていたことを10月28日発売の「週刊文春」が報じた。
同記事によると店は和歌山県・南紀白浜のビーチの近くに立つうどん店で2016年末にオープン。運営元は近藤が社長を務める会社「エムケイカンパニー」だ。
店長が不正をしていることに最初に気がついたのは、店長の知人のAさん。GoToEat事務局から突然電話があり、「クーポン券を買いましたか?」と聞かれたという。調べてみると、店長がAさんの名前と電話番号を勝手に使って、コンビニでクーポン券を買っていたという。自分で買ったクーポン券を店の売り上げとして架空計上することで40万円もの差額分を取得していたようだ。
同誌が店長を直撃したところ、知人の名前や電話番号を勝手に使ってクーポン券を不正に購入したことについては否定。しかし、近藤の事務所は社内調査した結果、従業員による事実だと認め謝罪した。
ネットでは《申し訳ないが、個人的には近藤氏に対する印象はどんどん悪くなるな。監督不行届的なこともあるし大変だとは思うが、それがオーナーの責任》など厳しい声もあったが、《マッチにはあまり関係ない、従業員の不祥事やね》《マッチは嫌いだけど、今回は店長が悪いよね。監督不行届と言えなくもないがさすがに他人の倫理観までコントロールするのは難しい》《もはや近藤真彦の問題ではなく、世の飲食店のモラルと、杜撰かつ無計画な支援の問題だと思うのだが》など同情的な声も見られた。
「GoToEatキャンペーンの食事券事業は、購入額の25%が上乗せされたプレミアム付き食事券を客が利用することで、店側が食事券と引き換えに運営事業者から現金を得ることができるという仕組み。しかし、店側が未使用の食事券を手に入れることができれば、客が店で使用したように装って換金し、上乗せ分の利益を得ることができるという問題点があり、実際に不正疑い事例があったことが近藤の店以外でも報告されています。
近藤の会社が経営しているうどん店の店長は1冊5000円分のクーポン券を4000円で購入できることに着目し、差額40万円分を儲けていたとのことですから総額160万円も使って食事券を知人の名前などを使って不正に購入していたということになります。経営者の近藤がめったに和歌山に来ないのをいいことにやりたい放題だったと考えられます」(週刊誌記者)
近藤は昨年の不貞発覚以降、バッシングにさらされることが多かったが、今回ばかりは災難だったと見る人が多いようだ。
(柏原廉)