米オーディション番組「ザ・ヴォイス」などに出演していた歌手のクリスティーナ・グリミー(22)がフロリダ州で行ったコンサート終了後、銃撃され死亡した。警察当局はクリスティーナが同州オーランドでライブを行った後にサインをしていた際、男がクリスティーナに向けて銃を発砲したことを認め、地元警察がツイッターで「クリスティーナ・グリミーが負った傷により死亡したことが確認されました。深い遺憾の意を表します」と発進した。
また、クリスティーナの広報担当も「非常に苦しいですが、クリスティーナが亡くなり、家へ帰ったことをご報告いたします」とこの惨事を認めている。
地元警察によると、コンサート会場となった同市ザ・プラザ・ライブにて現地時間10日22時45分にクリスティーナが銃撃を受け、容疑者の男はクリスティーナに発砲した後、クリスティーナの兄弟に飛びかかられたものの、その後銃で自死したという。オーランド市警の代理人ワンダ・ミグリオ氏はクリスティーナの兄弟がすぐに容疑者に飛び掛ったとし、「その最中、容疑者は自分を銃で撃ちました。その現場で容疑者の死亡が確認されました」と説明する。また、ミグリオ氏はクリスティーナの兄弟は、他の人たちが怪我を負うのを防いだヒーローとして称えた。
警察は現在、容疑者がどうやって銃を持って会場に入ることができたのかを調査している段階だという。
クリスティーナはティーンエイジャーの頃にヒット曲のカバーを歌ってユーチューブで多くのフォロワーを獲得した後、2011年にはデビューEP「ファインド・ミー」をリリースし、今年に入ってからはセカンドEP「サイドA」を発表していた。