お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルと西野創人が10月31日放送の「マルコポロリ!」(関西テレビ)に出演し、TKO・木下隆行の公式YouTubeチャンネル「TKO木下のキノちゃんねる」のドタバタぶりを「かわいそうなんです」と語った。
ナダルと木下はこれまでに何度かYouTube上でコラボ共演を果たしているが、8月6日にアップした「TKO木下さんがなぜ芸能界に復帰できないかを本人の前で授業してみた」と題した動画では、ナダルが「やっべえぞ大学」の講師として、木下の人気が回復しない理由をホワイトボードの前で授業スタイルで解説。パワハラ騒動で世間を騒がせた木下の復帰が叶わない原因として、ナダルは動画内で「反省が伝わらない」「顔が極悪人」「意気揚々としてるのが腹立つ」「芸人としての武器がない」などと正直な解析を進めたが、これが原因で微妙なムードが立ち込めたという。
番組MCの東野幸治から「最終的には『(イジってくれて)ありがとう』ってこと? 木下も」と“失礼動画”に対する木下の反応を探ると、コロチキの2人は「そうでもない」と回想。さらに東野が「それはあかんぞ。終わってから『ありがとうな。反響もあったし』ではないの?」と尋ね、西野は「60万再生ぐらいあったんです。ただ、木下さんのほうのチャンネルの動画も撮ったんですけど、そっちがまぁ伸びなくて。たぶん、ご本人はそれがあまり(気に食わなかった)。スタッフさんとの連携があまり取れてなくて、木下さん」とコロチキと木下のチャンネルで明らかな再生数の差があったようだ。
ナダルも、木下のチャンネルのドタバタな現状に関して「かわいそうなんですよ」と同情し、「状況悪いんですよ。YouTubeのスタッフさん、全員逃げて行くんですって。素行が終わってんのやろなと」とドサクサ紛れに本音を投下。慌てた西野が「そんなことまで言わんでええやん!」と突っ込み、「冗談ですけどね」と誤魔化したナダルだったが、東野から「ほんまに?」と確認されると、「本気です」と悪そうに話していた。
「実際、コロチキの公式チャンネルである『よろチキチャンネル』にアップされた『やっべえぞ大学』の動画は83万回もの再生数を記録しているのに対し、同時期に更新された木下のチャンネルでのナダルとのコラボ動画は9万7000回に留まっています。また、木下をボロクソにこき下ろす『やっべえぞ大学』の失礼な動画は2万3000の高評価を集め、低評価はわずか1000。一方で、木下の動画には高評価が1200に対し、低評価は4700と“バッド”が凌駕。2つの動画は内容こそ違えど、出演者は全く同じで、これほどに差が開くのは、やはり木下の好感度の低さが原因と言えるでしょう。
さらに、動画の評価だけでなく、ナダルによれば、チャンネルの舞台裏でもトラブルが起きており、木下のスタッフが全員逃げていくと暴露。後輩芸人へのペットボトル投げつけ騒動によってバッシングを受けた木下だけに、『素行が終わってる』と言い放ったナダルの指摘には、ネットから『的確すぎる余計なひと言笑』『TKO木下って、結局反省してないんでしょうかね』『ナダル的確だけど、ナダルに言われてるようでは』『スタッフが入れ替わるということは何か原因があるのでしょう』などの反応が集まっています」(テレビ誌ライター)
チャンネル登録者数に関しても、コロチキがおよそ25万人を誇るのに対し、芸歴で21年先輩の木下は3万人となっている。
人気と影響力が数字となって如実に現れてしまうYouTubeの世界。木下の孤独な戦いはまだまだ前途多難のようだ。
(木村慎吾)