歌舞伎役者の市川海老蔵が11月7日に自身のYouTubeチャンネル「EBIZO TV」を更新し、X JAPAN・YOSHIKIとの対談を公開した。
この日、海老蔵は「【異色のコラボ】歌舞伎でYOSHIKIさんとのコラボが実現!?海老蔵リポーターからの質問!笑」と題した動画の中で、YOSHIKIとのリモート対談の模様を公開。YOSHIKIと「今いちばん話したいこと」として、歌舞伎での共演の可能性や、その具体像などについてトークを進める中、話題は「大切な人との別れ」へと及ぶことに。
YOSHIKI自身も若い頃に父親の自死という悲しい別れを経験したと告白し、「よくその痛みを“血”でたとえるんですけど、僕はまだその血がいまだに止まってないんです」という。「どこかでまだ立ち直れていない自分がいるんです」とのことで、「海老蔵さんは強く見えるんですけど、大切な方たちとの別れをどう乗り越えたんですか?」と海老蔵に尋ねた。2013年に父・市川團十郎さんと、そして2017年に妻・小林麻央さんとの死別を経験した海老蔵は、「僕は全くそのような力はないんですけど、言葉が聞こえるっていうか。これを変に捉えられたら困るんですけど、今でも毎日、妻の声が聞こえるような気がするし。父の思いが伝わってくるんですよ。いつも同じ時間に同じタイミングで、同じ場所で聞こえるんですよ」と告白。YOSHIKIも神妙な表情で耳を傾ける中、海老蔵はさらに「肉体はなくて、いろんな感情でこの世を去ったかもしれないですけど、僕の中では生き続けている。妻が言うこと、父が言うこと、先祖が言うことに関しては、しっかりと受け皿を持って遂行していきたい」と語った。
「視聴者からは『素晴らしいお話でした』『おふたりのこと大好きです。お話も感動しました』『最高です』『すごく深い話でした』などと好意的な反応が見られました。しかし、10月には『女性セブン』が『市川海老蔵、“2人の女性”と代わる代わるホテルデート 地方巡業3泊4日逢瀬旅』と題し、海老蔵が地方巡業中に異なる2人の女性とデートする姿を写真付きでスクープ。その際、1人の女性には白昼堂々と札束を渡す瞬間もカメラに収められており、ネット上をザワつかせていました。
そのため、麻央さんからの日々のメッセージの存在を明かした海老蔵について、『この間撮られてしまったから、麻央さんに関することは少しお休みしたほうがいいのでは。相手の方への配慮として』『麻央さんの声が聞こえてくるのに、地方ではやりたい放題。はぁって感じなので、少し黙っていたほうがいいと思います』『妻の声が聞こえても若い女性との密会はありなの?』などの指摘や、『タイミング的に安っぽく聞こえてしまうのでもったいないですよね。麻央さん、どんな思いで見守ってるでしょう』『放つ言葉と行動が伴わなければ、周りからの信用はなかなか戻らないかもね』と、やはり報道直後という時期にこのエピソードを聞きたくはなかったと考える人も多かったようです」(テレビ誌ライター)
中には「亡くなった麻央さんは麻央さん、今お付き合いしている女性は女性として見るのは凄く自然なことだと思う」「いろいろ複雑な気持ちで無理もないと思います」と理解する声もあった。
もちろん、海老蔵が巡業中に誰と会うかは自由だが、ファンの中には整理が追いつかない人もいることは仕方のないことだと言えるかもしれない。
(木村慎吾)