NHKは11月25日、22年度後半の連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロイン・岩倉舞役に女優の福原遥が選ばれたことを発表。福原はNHK大阪拠点放送局で会見に臨み、涙ながらに喜びを語った。
同ドラマは90年代から現代にかけて、ヒロイン・舞がものづくりの町・東大阪や長崎県の五島列島を舞台に、空を飛ぶ夢に向かう挫折と再生の物語。ヒロインのオーディションには2545人が応募し、その中から4次審査まで勝ち抜いた福原が選ばれた。福原にとっては今回が朝ドラ4度目のオーディションだったという。
福原は「たくさんの支えがあって憧れの場所に立てました。感謝の気持ちでいっぱいです」と話しつつ、目には涙。合格を聞いたのは2週間程前だったが、その後も「でも、本当かなって思っていて」と半信半疑だったという。しかし、「今日、打ち合わせなどをしていて、徐々に実感がわいてきて、感動してしまいました」と明かした。
朝ドラへの意気込みについては「私なりに全力で、皆さんに明るく楽しいメッセージを届け、今日も頑張ろうと思ってもらえる時間を作りたい」と語った。
ネットは《まいんちゃんもいつか朝ドラのヒロインを、と思っていたので素直にうれしい》《本当に「まいんちゃん」から手塩にかけて育てた生粋のNHKっ子でもある福原遥がここに来て朝ドラヒロインになるとは感慨深い》《まいんちゃんの頃からずっと応援しています! 本当にピュアなイメージで綺麗に成長され、念願の朝ドラヒロインに抜擢され、おめでとうございます!》《子供が小さい頃、一緒にまいんちゃん毎日見てました。あの頃も可愛かったけど、今は可愛さの中に綺麗さもあって、素敵な大人に成長したなとお母さん目線で見ています。憧れの朝ドラヒロインおめでとう!》など祝福の声が殺到。
「福原は子役時代、NHKで09年から13年まで放送された『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』に出演していました。当時のスタッフとは今も交流が続いており、ファンの間でも『まいんちゃん』という愛称が定着しています。自身も『この作品に受かっていなければ今の私はいない』『“まいん”が今の自分を作っている部分はある』と公言しており、今回のヒロイン決定は生まれ故郷に帰ってきた感覚なのでは。また、以前から『夢は朝ドラのヒロイン』と公言してきたので、喜びもひとしおでしょう。
ちなみに制作発表の直後は、大阪局の制作であることや舞台のひとつが五島列島であることなどから、ネットでは大阪出身の小芝風花や五島列島出身の川口春奈などが有力視されていました」(芸能記者)
“まいん”から“まい”へ。朝ドラ主演で、女優としてさらに舞い上がる。
(柏原廉)