小栗旬主演ドラマ「日本沈没‐希望のひと‐」(TBS系)の第7話が11月28日に放送され、平均視聴率は初回から継続している15%以上はキープしつつも、これまでで最低の15.4%だった。
今話は、日本沈没の機密情報を漏洩した疑いで、田所博士(香川照之)が東京地検特捜部に連行された。その後、地質学で世界的に著名なジェンキンス教授(モーリー・ロバートソン)も日本沈没を否定。これで、企業の協力も得られなくなった。
しかし、ジェンキンス教授には、改ざんされた資料が渡っていたことがわかった。新たな資料を送ると、その結論は田所博士と同じ。しかもそれを画策したのは、長沼内閣官房長官(杉本哲太)だったことに、東山総理(仲村トオル)はじめ里城副総理(石橋蓮司)らも驚愕するのだった。
視聴者の感想としては「日本国沈没という未曾有の国家的危機に必死に立ち向かう日本国民の苦悩や葛藤が全く描けていない」「日本政府も未来推進会議もやることあまりにお粗末で高校の生徒会レベルか。何故か騒いでいるだけで緊迫感が伝わってこない」など、不満があるようだ。
「東京都が一部沈没したのに、その余波もなく国民の不安感も表現されていません。しかも、日本全てが沈没するとのデータが出ているにもかかわらず、ほぼ何も起こらず、政府が右往左往している場面だけ。これでは、緊迫感が伝わらないのは当然だと思います。視聴者はそのあたりに不満を感じているようです」(テレビ誌ライター)
第8話では、国民を移民させるための策を練るものの、遅々として進まない。日本は本当に沈没するのか? 危機感は募るのか? 次回に注目したい。