お笑いタレントの関根勤が11月24日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京)にゲスト出演し、芸能界から「すぐ消えた」という態度の悪い女性タレントについて振り返った。
この日の放送では、およそ30年近くにわたって「笑っていいとも!」(フジテレビ系)のレギュラーを務めた関根と、その盟友である小堺一機が登場。番組MCでオードリーの若林正恭が、長く活躍し続ける2人に対し、「(芸能界で)この子は残るなとか、この子は厳しいなとか、わかるんですか?」と質問したところ、関根は「タモリさんにロクでもないあいさつする女は消えるよね」と即答した。
関根は、「いいとも」には昼の本番前に朝のリハーサルのようなものがあったとし、その女性タレントは「ものすごい機嫌が悪いのよ。(あいさつも)『はーざいまぁーす』みたいな。横から見てて“なんだこの女は?”って」と回想。小堺から「言ったの?」とそのタレントを実際に注意したのかを聞かれると、関根は「言わない。だって、言ったってしょうがないじゃん。直んないもん」という。
続けて、女性タレントの“その後”について「こんなのすぐに消えたよ! あっという間だよ、あんな態度悪い奴」と怒りをにじませ、普段の関根からは想像も付かない毒舌ぶりで語っていた。
これを受け、小堺も「基本的にはやっぱり感じがいい人が(芸能界は)残るよね。態度悪いけど才能が凄いって、よっぽど才能が凄くないと(周囲は)許してくれない。中途半端にうまい女優さんで、態度が悪かったら、社会は消すよね」と関根に同調。やはり芸能界でも人柄は重要なポイントということのようだ。
「ネットでは、普段は温厚なイメージながら、珍しく毒を吐きまくっていた関根の発言に大きな注目が集まり、『“挨拶は時の氏神”だからな。タモリは淡々としてるから気にしなかったとしても、周りが動くだろう』『態度の悪い人が相手にされなくなるって、ある意味当たり前だと思う』『タモリさんにさえ酷い挨拶する人なら、ほかの人に対する態度もまぁそれなりだったんだろうしね』『タモリさんは威圧感ないから勘違いする奴がいるんだろうけど、スタッフから敬愛されているので、結局は業界から干される形になるんだね』などと、納得のリアクションが並んでいます。また、関根をここまで怒らせ、タモリへロクなあいさつをしなかった当該の女性タレントについても『誰なんだろう』『そのタレントが誰なのかめちゃくちゃ気になります』といった声も散見されました」(テレビ誌ライター)
関根と同じく、長く「いいとも」レギュラーを務めた爆笑問題・太田光は2020年6月9日放送の「太田伯山~悩みに答えない毒舌相談室~」(テレビ朝日系)の中で、「タモリさんは楽屋に挨拶なんか来なくても全然怒らないタイプ」だと明かしていた。
しかし、温厚な性格のタモリ本人はよくとも、関根のようにタモリを尊敬する周囲の人物には、許せないうえに決して忘れられない出来事だったようだ。
(木村慎吾)