2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で女優の長澤まさみが“語り”を務めることが12月2日、ドラマの公式サイトで発表された。
長澤はこれまで、ドラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」(テレビ東京)やドキュメンタリー番組などでナレーションを務めたことはあるが大河ドラマは初。最後に大河ドラマに出演したのは16年の「真田丸」で、この時も脚本は「鎌倉殿の13人」と同じく三谷幸喜氏が務めていた。
長澤は発表にあたって「これまでの大河ドラマにはくノ一(「天地人」の初音)や「真田丸」の“きり”ちゃんのような、ちょっと普通ではないキャラクターでの出演が多かったので、今回も語りという、普通ではない形で出演できてうれしいです」と喜びを語りつつ、「ナレーションの仕事は好きで、いつか大河ドラマのナレーションもできたらいいなと憧れていました」と明かした。「1年を通して見届ける立場にいるので、うれしい反面、責任重大だと思っています。三谷幸喜さんからは、『登場人物たちに寄り添い、隣の部屋からささやいているような距離感で』とイメージをお聞きしているので、その立ち位置を大事にしていきます」と意気込みをコメントした。
ネットではこの発表に対して《語りだけじゃもったいなさすぎる。「江」のお市みたいにナレーションだけじゃなくて、序盤とかで何かの役どころであってほしい》《役も演じてほしいな。長澤まさみの演技はとても素晴らしいので》《きりの時も三谷さんからきりだけに密かに託されたものがあったようだし、長澤さんのことすごく信頼しているんだなと思う。今回も語りだからこそ三谷さんが長澤さんだけに明かしておく何かがあるんじゃないかなあ》など“語り”だけではない長澤の活躍を期待する声が続出。
「大河ドラマでは“語り”がドラマ本編に出てくるケースはよくあります。19年の『いだてん~東京オリムピック噺~』はビートたけしと森山未來が語りを務めましたが、ドラマ本編でも2人は落語家・五代目古今亭志ん生役として出演しました。18年の『西郷どん』では語りを西田敏行が務めましたが、西田はドラマ後半に西郷隆盛の長男・菊次郎役で登場するというサプライズがありました。12年の『平清盛』では岡田将生が源頼朝役と語りを兼任しました。長澤も発表直後からこれだけ本編出演を期待されているのですから、何らかの役が与えられるかもしれません」(芸能記者)
すでにサプライズ配役が用意されているのかもしれない。
(柏原廉)