坂上忍がMCを務める生情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)が、来年3月をもって打ち切りになるという情報を12月7日に配信された「女性自身」で報じられ話題を呼んでいる。
この番組は、およそ32年間続いた国民的バラエティ番組「笑っていいとも!」(フジテレビ系)終了後の2014年4月にスタート。当初、坂上は月曜日の担当だったが視聴率が低迷する中、翌年春から月曜~金曜の総合MCに就任すると2017年7月には視聴率8%を記録して同時間帯トップに躍進。昨年10月期から放送時間を拡大してリニューアルしたが、視聴率は伸び悩んでいた。
しかし打ち切りの理由はそれだけではなさそうだ。フジテレビは、数年来の業績不振。11月25日には50歳以上の社員300人の希望退職者を募集するなど窮地に立たされており、坂上の年間2億円以上とも言われる「バイキングMORE」の高額なギャラが負担になっていると「女性自身」は伝えている。
「『バイキング』時代は『笑っていいとも!』と同じ、バラエティ班が制作していましたが、『バイキングMORE』は以前『直撃LIVEグッディ!』を制作していた報道と情報番組を制作する情報制作局が担当。情報制作局は政府や与党の政治家とも親交が熱く、忖度が働く可能性も。そんな中、坂上の発言や仕切りへの批判が起きたとしても不思議ではありません。それは百も承知で引き受けたのでしょうが、高視聴率をマークしていた頃の勢いがなく、現在矢面に立たされているのではないでしょうか」(週刊誌記者)
来年4月期の改編やいかに。フジテレビの発表が待たれるところだ。
(窪田史朗)