タレントのMattが12月7日、「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演。自身の代名詞とも言える特徴的なメークに対して、疲れを告白した。
Mattは「『この人金銭感覚合わないな』と思った瞬間」というテーマでエピソードを披露。普段使っている化粧品について「ストックを準備しておきたいっていうのがあって」と明かし、毎回100~200個ぐらいまとめ買いしてしまうことを告白。それに対してMattの父で元プロ野球選手の桑田真澄氏から「顔1個しかないよ」と指摘されたと話し、スタジオを笑わせた。
Mattはさらに「僕は最近、思考が変わってきて」と切り出し、「このテレビの仕事の時だけ、この化粧になって。前まで、普段もずっとこれ(化粧した顔)だったんです」と告白。普段はすっぴんで歩くようになったといい、化粧品のストックも全然減らなくなってしまったという。MCでお笑いタレントの明石家さんまが「何でやめたの?」と聞くと、Mattは「なんか疲れてきちゃって、ちょっと」とぶっちゃけ、続けて化粧に時間をかけすぎて腱鞘炎になったことやメークに3時間かけていることなどを明かした。
ネットではMattの告白について《気持ちはよくわかる。Mattもメイクに疲れるんだとちょっとした驚きがあった》《趣味とか純粋に楽しいって気持ちが義務とかやらなきゃいけないって使命感のようなものに変わったら辛いよね》《3時間はそりゃ大変だわ》《そのうちテレビもすっぴんで出てくるかねwそれはそれで楽しみだよ!》など共感の声が多数寄せられた。
「Mattは大学1年の頃に美容に目覚め、テレビに出演しはじめた17年頃はすでにメーク顔で出演していました。とはいえ、当時は今ほどの厚塗りではなく、現在のようになったのは19年頃から。自身のインスタグラムでは自撮り写真に加工を加えてマネキンやフランス人形のような顔立ちにしはじめ、それが“Matt化”として話題になり、多くの芸能人もMatt化に挑戦するブームになりました。
Mattのようにブームの火付け役が“疲れ”を口にすることは過去にも例があります。芸人のヒロシも好きで始めたソロキャンプの様子をYouTubeに投稿したことで話題となりキャンプブームを牽引しましたが、10月にゲスト出演したラジオ番組で『キャンプが嫌いになった』『家で寝たいなと思いながらロケやってます。これが現実です』とぶっちゃけました。
タレントのGENKINGは15年に“ユニセックス”キャラで地上波に登場し、美容にこだわった華やか生活などをテレビやSNSなどを通じて披露し、一躍ブレイク。しかし、その裏ではタレントとしての限界を感じてストレスを抱え、華やかな生活も最大1000万円の借金をして演じていたものだったことを17年5月放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で明かしていました。ブームは所詮一過性のものなので、無理して同じキャラであり続けるのは、メンタル的にもよくないでしょう」(芸能記者)
結局、ありのままがいちばん美容にいいということかもしれない。
(柏原廉)