タレントの坂上忍が、12月13日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)で、2022年3月限りで同番組が終了することについて「感謝しかない」と語った。
「今年の漢字」で「卒」の文字をつづった坂上。この日の放送終盤、進行の伊藤利尋アナウンサーから「さて、毎日、お昼にこの形でお伝えしている『バイキングMORE』ですけれども、今日、報道が出ましたけれども、来年の春で‥‥」と振られ、「えっ? その話するの?」「こういう話?」と「卒」のフリップを掲げた。
その後は真剣な表情となり、「まぁ、8年ですか。帯で任せていただいて丸7年くらいですけど、7年間の大半を肉体的にも、つたない脳みそも『バイキング』を中心にお仕事をさせていただいてきたんですけど、来年、55になりますので。どこかのタイミングで、動物好きのおじさんとしての時間をもう少し頂けませんかというお話をさせていただいたまでですね。当初は、本当にワガママが効くならば、僕だけ卒業させていただいて、番組は存続して、僕の代わりは野々村真がいますからって言ったんですけど」とジョークを交えつつ、コメンテーターとして出演した野々村に向かって「今、任せて下さいって言いました?」とツッコミ。「本当に皆さんにかわいがっていただいて、8年も続けられたことに感謝しかない」と思いを述べた。
また、「あと3カ月くらいですか? ラストスパートじゃないんですけど、今まで以上に喋っちゃったら、3カ月半もたないで、俺、クビになってる可能性があるんですけど」と、番組終了の来春までは“坂上節”をセーブするつもりはないようだ。
「坂上の公式YouTubeチャンネル『坂上家のチャンネル』の動画を見れば自ずと伝わりますが、彼の動物への愛情は凄まじく、今回の番組終了についても、『動物保護は片手間ではできない』とし、今後は動物保護活動に尽力していくことを明かしています。もちろん、『バイキング』では、時に辛辣なコメントや暴言にも近い論評が賛否を集めてきた経緯があるため、来春の終了決定には様々な声が寄せられていますが、ネット上には『8年間ですか。お疲れ様でした。働き過ぎな面もお見受けします。大好きな動物たちの保護活動も大切な仕事です。頑張ってほしいな』『どんな仕事も8年間はすごい。坂上さんの1日を追った番組を観たことがあるけど、早朝5時だかに起きて、10何匹いるワンちゃんネコちゃんのお世話とお散歩して、それから千葉の豪邸から東京に向かってバイキング、とにかく大変そうでした。お疲れ様でした』『坂上氏のもう一つの才能、動物愛のほうで頑張ってほしい。愛犬家の私としては、そこは尊敬に値する』などと労う声や、『坂上さんは、眉間にシワを寄せて討論しているよりも、動物と触れ合っている時のほうがいい顔をしていると思う。陰ながら応援しています』など、労いの言葉が寄せられました。今後は肩の力を抜いた仕事に専念できそうですね」(テレビ誌ライター)
とりわけ、コロナ禍では厳しく政府を糾弾しなければならない局面も多く、そうした重責を長く担い続けるには、相当なタフさが必要だっただろう。
坂上の愛犬、愛猫たちも、この決断を大いに支持しているかもしれない。
(木村慎吾)