俳優の阿部寛に対して高まるNHK大河ドラマ“主演待望論”について12月12日、ニュースサイト「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じた。
同記事によると12日に最終回を迎え、高視聴率をキープした連続ドラマ「日本沈没‐希望の人‐」(TBS系)の次回作は「DCU」で主演は阿部。在京キー局社員の証言として、阿部は23年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」にも出演が決まっており、09年の「天地人」から6度目の大河となる。もはや国民的俳優と呼ぶに相応しく、ネット上はもちろん、業界内でも阿部に大河の主役を演じてほしいという声が根強くあるという。むしろ実力と好感度を考えれば、今までなかったのが不思議なぐらいだとか。ネックがあるとすれば年齢。大河は主演が主人公の若い年齢から演じることが多いためだ。
ネットでは同記事に対して《近年は日曜劇場のイメージが強いからかな。役者としての“格”的にはそろそろ大河主演はありそうだけどね》《阿部ちゃん主演の大河ドラマみたい!》などの声があったが、一方で《「真田丸」の草刈さんのような主役以上の脇役が似合うと思います》《背が高すぎるとほかの俳優のキャスティングが難しいと聞いたことがある。身長バランスが難しいし、テレビドラマよりも出演者多いですしね》《「天地人」の上杉謙信も、「坂の上の雲」(ともにNHK)の秋山好古もすごく凛々しくてめちゃくちゃかっこよかった。主役じゃなくてもいいので大河でまたぜひ見たい》など印象的な役であれば主役にこだわる必要はないといった声も。
「阿部はこれまで95年の『八代将軍吉宗』、99年の『元禄繚乱』、03年の『武蔵 MUSASHI』、05年の『義経』、09年の『天地人』と5作のNHK大河ドラマに出演。09年から11年まで3部構成、全13回で描かれた21世紀スペシャル大河ドラマ『坂の上の雲』を含めると全6作に脇役として出演してきました。過去には脇役を経て主演を務めた俳優も多く、近年では22年主演の小栗旬をはじめ長谷川博己、六代目中村勘九郎、阿部サダヲ、堺雅人などがいます。阿部もここに加わる可能性は十分あると言えるでしょう。
阿部は現在57歳ですが、これまで大河ドラマで主演を務めた最高齢は00年の『葵 徳川三代』の津川雅彦で当時60歳でした。阿部は見た目よりも若いので高齢だから主演は難しいということはないと思います。
ちなみに大河ドラマ最多主演は西田敏行で、4回。脇役も含めると全13作に出演。22年の『鎌倉殿の13人』にも出演が決まっています。まさにキングオブ大河。西田こそが真の国民的俳優と言えるでしょう」(芸能記者)
上には上がいるということか。
(柏原廉)