日本テレビが12月12日、北京五輪関連番組のメインキャスターを発表。トリノ五輪金メダリストでプロフィギュアスケーターの荒川静香が務め、スペシャルキャスターはアイドルグループ・嵐の櫻井翔が務めることになった。
2人のタッグは10年のバンクーバーから冬季五輪4大会連続。荒川は「櫻井さんは競技を伝える上で、どの競技も深く、いろいろな視点で見てらっしゃるので勉強になります。やはり語彙(ごい)力があるので、言葉の表現方法にはいつも感心しています」と櫻井を絶賛。対して櫻井も「自分には到底理解が及ばない、競技者として経験してきた言葉というのを本当に頼りにしています」と信頼を寄せた。
ネットでは櫻井の就任について《東京五輪は相葉ちゃんと一緒にNHKでキャスターやってたけど、来年の北京五輪は日テレに帰ってくるのですね。4大会連続冬季五輪のキャスターおめでとうございます》《櫻井くんも東京五輪終わってすぐ、忙しいですね。体に気をつけて仕事頑張ってください!》《櫻井くん、いいんだよね。アスリートじゃないのに五輪選手から絶大な信頼を集めてる》など期待を寄せる声が多かったが、一方で《キャスターっぽいポジション、櫻井翔ばかり》《東京オリパラの時も全然いいと思わなかったけどなあ櫻井くん‥‥なんでずっと起用されるんだろ》《元日本兵にインタビューして、最近発言で炎上してたけど、いいの?》といった声も。
「オリンピックキャスターは日本テレビに限って言えば06年のトリノ五輪は女優の上戸彩、長野五輪金メダリストでスキー・ノルディック複合元選手の荻原健司、その弟で同じくスキー・ノルディック複合元選手の荻原次晴が務め、02年のソルトレイク五輪はタレントの長嶋一茂と松岡修造が務めていました。
08年の北京五輪以降は櫻井をはじめ中居正広などジャニーズタレントたちが各局のオリンピックキャスターに進出。中でも櫻井は今年の東京大会を除き全て日本テレビでキャスターを務めており、毎回櫻井が務めることにうんざりする声があるのも仕方がないのでしょう。これは端的に言って、後継者が育っていないため。櫻井のように取材もできて、的確にコメントできる華のあるタレントやアナウンサーが皆無だからです。
その一方で櫻井は12月6日、キャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)で元日本兵の方にインタビューをした際に『戦時中ということはもちろんなんですけど』と前置きした上で、アメリカ兵を殺してしまったという感覚について質問し、大炎上となってしまいました。その件も踏まえて国際舞台でのキャスターを務めるのは相応しくないと考えている人がいるようです。
さらに北京五輪は中国国内における度重なる人権弾圧に対して外交ボイコットを求める声が高まっています。直接的には関係なくても櫻井らキャスターやテレビ局も今後、競技を放送することに対して批判にさらされかねません」(芸能記者)
櫻井の心中やいかに。
(柏原廉)