有能な資産家として、財産を地道に積み上げていったのは、元衆院議員でタレントの杉村太蔵だ。
9月17日にアップされたビジネスメディア「新R25」のYouTube動画では、人気企画“マネーの履歴書”において、進行役の女性から「株式投資で資産は1億円以上」などと紹介されると、杉村は「まず1個、訂正したいけど、(総資産は)1億円どころじゃないけどね」とドヤ顔でアピール。すぐに「イヤな感じですいませんね、本当に」と笑い飛ばし、その場を盛り上げたが、その“ドヤ顔”の裏には、長年にわたって蓄積した圧巻の貯蓄の存在があるのだろう。
というのも、そこからさかのぼることおよそ10カ月。杉村は2020年7月放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)にて、家族が「250年生きられる」ほどの莫大資産を形成することに成功したと豪語したのだ。
家庭内のお金の管理は1円単位に至るまで、全て大黒柱である自分が預かっているという杉村。妻には「こういうテレビの仕事は不安定だ。いろいろと心配かもしれないけど、心配するな。もう俺たちは250年生きられるぐらい貯めた。かなり厳しい生活ランクかもしれないけど、最低限250年生きられるようにはしたぞ」と伝えていることを明かしていた。
「大学を中退後、派遣社員としてビルの清掃に汗を流していた若き日の杉村は、当時を『ダメな人生でしたね』『めちゃくちゃ暗かった』『人からお金も借りてましたよ』と回想。あまりポジティブな思い出はないようですが、ある日の勤務中、外資系証券会社の幹部男性から『君、将来出世するからウチで使ってあげる』と声をかけられ、その人生が大きく変わることに。杉村によると、ビルの全44フロア、400カ所以上のトイレの中で、自分が清掃を担当したトイレだけが、“布団を敷いて寝られる”ほど、『ダントツでピカピカだった』ことから、将来性を買われたのではないかと推察。
その後は、スカウトされた証券会社の『ウルトラ雑用係』を務め上げ、徐々にお金に関する知識を蓄えると、議員の職務を終えた後も、『お金のプロ』として資産をコツコツと積み上げてきました。結果として、その財産は家族5人を250年分養えるほどの額に到達。ネットでは、おおよその杉村の貯金額を9億円ほどと算出する向きもあり、やはり、“1億円どころじゃないけどね”のドヤ顔アピールも納得の富豪ぶりだと言えます」(テレビ誌ライター)
“薄口政治評論家”という独自の路線で活躍を続ける杉村。お金の扱いに対しては、なかなか濃い口の知識をお持ちのようだ。
(木村慎吾)