6月19日に放送されたテレビドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)最終回の視聴率が19.1%だったことがわかった。この記録は第2話と並んで自己最高視聴率となる。
「『99.9』は最後まで高い視聴率を維持し、全10話を通しての平均視聴率は17.2%となりました。これにより同ドラマが現在の所、民放連続ドラマの視聴率第1位に位置しています。また視聴率だけでなく、ドラマ本編に関しても、すべての謎が明かされたわけではないので、今後、ドラマか映画での続編が制作される可能性が高いでしょう」(テレビ誌記者)
視聴率1ケタを記録するドラマが蔓延している昨今、「99.9」がこのまま視聴率年間トップに輝くとの声が、一部で上がっていた。
しかしこの秋、「99.9」の視聴率超えを期待できる大人気ドラマが復活するという。
「10月から、米倉涼子主演の人気シリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』の第4弾が放送されることが決定しました。同ドラマは第3弾で、平均視聴率22.9%、最高で27.4%を記録するなど圧倒的な人気を誇っていたため、新作でも高視聴率獲得は間違いない。また7月にはシリーズ初のスペシャルドラマが放送され、医療界の黒幕役として北野武が出演するなど、話題性も抜群です。そのため、『99.9』の年間トップはかなり厳しいと言わざるを得ないでしょう」(前出・テレビ誌記者)
日曜9時台で高視聴率を記録したとはいえ、「半沢直樹」や「下町ロケット」ほどの社会現象は起こらなかった「99.9」。秋に「ドクターX」がスタートした後、その存在が忘れ去られていなければいいのだが。
(森嶋時生)